電子化への道
そもそも何故kindleを試そうと思ったのか、 そこに至るまでの流れを書いてみたいと思います。 まず電子書籍との付き合いですが、 私の場合は4年近く前から自炊を始めたのがきっかけです。 当時は2千冊以上本を持ってました。 高さ百八十cm幅六十㎝の本棚六本にぎっしり本が詰まってて、 本棚と天井の間にも本が挟み込まれていて、 ベッド下にはプラケースに詰められた本が敷き詰められ、 本棚の前には本で一杯のダンボールが塔を形成し、 それでも収まりきらない本があちこちに積み上げられてました。 地震がきたら死ぬなとは思ってたんですが、 本に潰されて死ぬならそれはそれでいい末路じゃないですか。 ・・・ きっかけは冷蔵庫だったんです。 買ってきた本を置く場所がなくて冷蔵庫に入れたまではよかったんですが、 本を取り出して読もうとしたら、キンキンに冷えた表紙が結露して カバーがふにゃふにゃになってしまったんですよ! ・・・ 正直、もう無理だなと思いました。 さすがにこれ以上本を増やすのは駄目だと感じました。 とはいえ、面白くない本はそれまでもすぐにリサイクルに出したりしてたんですよ。 だから部屋に残っている本は手放せないものばかりだったんです。 意を決してスキャナと裁断機を購入しました。 情報を吟味する時間も惜しかったので、 ネットで一番評判のよいものをアマゾンでポチりました。 裁断機が思いのほか大きくて、 設置スペースを作るのに一苦労でした。 それから半年間で本棚に入っていない本を処理しました。 さらに3ヶ月かけて本棚の数を半分にしました。 つまり本好きの本所有欲とは凄まじいものなんですよ。 これって私だけが特別じゃないですよね? 気に入った本は所有しておきたいけど置く場所がない、 そうなると自炊しか選択肢がなかった訳です。 そんな訳で電子書籍=自炊という期間が4年近く続きます。
ただこの4年間、ただ読み終わった本で残しておきたいものをデータ化するだけで、
読み返すことはほとんど無かったです。
閲覧用のいい端末がなかなかなくて、どうしてもと言うときはPC使ってたんですが
PCはベッドに持込むこともお外に持ち出すことも難しかったので・・・
そんな中でもAndroid端末には熱い視線を送っていて、
NECのSmartiaを購入してその微妙な性能に絶望してたりしてたなぁ・・・
結局ここにきていろいろ電子書籍が活発になったのも
端末の性能がようやくユーザーの要求に達したってのが大きいのだと思います。