kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

今週のkindleセール本

乙嫁語り」の五巻がセールに来ましたね。

kindleのセールには「今売れている作品を出す枠」があるみたいなので、これは多分それだと思います。

「今売れてる作家さんの作品を出す枠」が池上彰さんと鈴木みそさんの本で、「これは定番枠」が星新一さんと時の娘かな。

売れているものをわざわざ安くして売るアグレッシブさは他のストアも見習って欲しいです。

個人的にはビブリア古書堂の事件手帖を予想してたんだけどなぁ。

 

「kindle昨日京奈良飛鳥明後日セール事件」も飛べない鳥で完結したと思ってたけど、実は「天使の囀り」の天使を鳥に見立てているのかも知れない・・・

これは調査の必要アリですね!

 

乙嫁語り」がkindleで人気出るのはまあ当然ですよね。

森薫さんの絵は線が細かいので印刷よりも電子書籍向きだし、漫画とは言え町の本屋さんではあまり扱ってないレーベルだし、何より紙の本より安い!

本好きのDNAには本の値段の違い=使ってる紙の量の違いという図式が刻み込まれてるので、紙の本と同じ値段だと「紙使ってないのに」と言いたくなる部分がどうしてもあります。

おまけに紙の本より一ヶ月も遅れて出されたんじゃ、同じ値段だとちょっと納得しづらいです。

本の価値は紙の量でなくそこに書かれている情報な訳ですが、情報だって早く手に入れることにより価値がある訳です。

材料費はかからない、情報としては一ヶ月遅れ、それで同じ値段というのは納得できません。

それだけ待てばぶっちゃけ古本屋で安く手に入るじゃん、という気分になります。

 

逆に言えば「乙嫁語り」みたいに3割引なら納得できる価格差なんですよね。

まあほとんどの出版社は「電子書籍なんか滅びろ再販制度よ永久なれっ」て気分なんだろうし、電子書籍と紙の本の売上が逆転するまでは態度変わらないですよね。

じゃあビームが電子書籍普及の為にあえて安い価格設定してるのかというと、多分そんなことなくて一冊あたりの出版社の売上を紙の本と同じにしたらそんな金額になっただけという気がするんですが、そこんとこ実際にはどうなんでしょうね。

他の電子書籍ストアとの兼ね合いもあるだろうし、でも横並びが好きな日本の企業だからストアの条件はアマゾンと同じにしてるような気もするし・・・

 

結局読者としては、納得できるものだけ買い続けるしかないんですよね・・・