kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

SANYOの終焉-日本の物造りの終焉

今日は非常に腹立たしいニュースを知り、怒りに我を忘れそうになってます。

そんな訳で今日はいろいろ書きますが、ちょっと酷い表現になるかもしれません。

電子書籍とも関係がありません。

eneloopの熱心なユーザー、SANYOの信者の戯言と聞き流してください。

eneloopというとデザインがよく褒められますが、SANYOは20年以上前からちょっとよいデザインが多かったです。

it’sシリーズとかね!

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 上にあるのが我が家のeneloopの予備です。

うちには電池使う製品が多いので、単三で4ダース、単四で3ダースくらいは持ってます。そんなユーザーとして、新デザインはショックでした。

はらわたが煮えくり返る程、腹立たしいヽ(`Д´)ノ

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 このブログ始めた時にも書いた気がしますが、私はSANYOというメーカーが大好きでした。

上は今も使ってるのをかき集めてみたところです。

長年使っているので薄汚れているのはご容赦ください。

さすがにメインで使ってるのは右の卓上クリーナーだけで、左下の卓上ライトはLEDにメインの座を奪われて室内撮影用の補助照明になってます。左上の掃除機はルンバのメンテ用で、中央の炊飯器は保温機能を生かして工作用のパテの加工促進に使ってます。

SANYOの商品は特に目玉となる機能はないものの、値段の割りにデザインがよいものが多く、一人暮らしで電化製品を一式買い集めると性能は求めないので値段に妥協したというものの中にいくつか混じっているという印象です。

まあ印象というか、私の体験談な訳ですが・・・

そして月日が経ち、壊れた製品や使ってて不満のあった製品を買い換えたりしているうちにふと気付くのです。

「あれっ、残ってる製品SANYOだけじゃね?」

またお金に余裕があるので高機能の製品に買い換えたとき、

「あれっ、これ使いにくい、性能いいかもしれないけどむっちゃ使いにくい!」

そして前の製品を確かめるとSANYOだったりする訳です。

凄い機能はないけれど使いやすくて不満が出ないメーカー、それがSANYOです。

そんな地味なポジションなので、意識せず愛用しているユーザーも多いでしょう。

洗剤のいらない洗濯機とか、ビデオの音声倍速とか、デジカメ黎明期とか、空気清浄機になる掃除機とか、卓上クリーナーのティシュフィルターとか、機能の光るものもあったりはしたんですが、そういうのは値段との折り合いがつかず価格競争で負けていった印象・・・

 

ちなみに私の中ではソニーがデザインよくて目玉機能があって「慣れれば」使いやすいメーカー、「かつての」シャープが目玉機能があって「慣れれば」使いやすいメーカー、東芝がカタログスペックはいいけど慣れることなく使いにくいメーカーです。

特にSANYOの後に東芝買うと最悪ですね。

あのメーカーの開発者は絶対普段自分の会社の製品を使ってないと思います。

スペックとユーザーインターフェイスが乖離しすぎて、製品のコンセプトがわかりません。

いろいろなモードを用意してるけど、モードの切替が面倒で結局モード固定で使わざるを得ないテレビ、業界ナンバーワンの静穏をうたいながら電源入れたとたん凄い甲高い電子音で起動する掃除機、エコとか言いながらリモコンの一番押しやすい場所に最大出力で点灯させるボタンが配置されてるLEDシーリングライト・・・

ちなみにクソうるさい静穏掃除機は自分で使う気になれず、とは言えお高かったので友達に譲ったらしばらくして「日曜日の朝に嫁が使ってると目覚まし時計よりでかい起動音に殺意が芽生える」と突っ返されたので捨てました。我が家にSANYOの掃除機が生き残ってるのはそんな事情があったりします。

テレビは売り場で操作して気付いたから回避できたんだけど、シーリングライトは使い出すまで気が付かず結局ボタンを押さないように蓋をつけましたよ。

ユーザーを馬鹿にしてるとしか思えない製品ばかりなので、東芝はさっさと家電から足を洗って部品メーカーにでもなってください。

「今の」シャープは根拠不明なプラズマクラスターを推進する似非宗教団体に成り下がりました。

そして我がSANYOは中国に売り払われました・・・

 

そりゃねパナソニックのやり方もわかるんですよ。子会社に自分達より優秀な人達がいれば自分達の居場所を守りたくなるもんです。中国に売り飛ばしたくもなるでしょうさヽ(`Д´)ノ

使ってて不満がでないというSANYO製品の凄さを一番よく分かってたメーカーはパナソニックだと思うんですよね。

うちにはナショナルの製品がいくつか残ってますが、かなり使いやすいんです。

デザインは良くなかったので、私の中の印象はSANYOの下位互換です。

パナソニックになってからもコンスタントに使いやすい製品だしてますよね。家電買うときにけっこう候補に残ります。

そんなメーカーだからSANYOの凄さを分かってるし、だからこそ近親憎悪に似た気持ちを抱いていたんでしょう。

だからと言って中国に売り飛ばすことはないでしょうが・・・

そして今回のeneloopの下品なデザイン変更。

他人のフンドシで相撲をとるというか、盗人猛々しいというか・・・

元の開発陣へのリスペクトを忘れたメーカーによい物が作れるとは思えません。

東芝、シャープに続いてパナソニックも私の中では終わりました。

 デザイン変わる前に予備のeneloop買っとこうかなぁ。

 

まあ結局は自社製品の良いところをきちんと伝えられなかったメーカーと、それ選ばなかった消費者との多数決でSANYOが落ちぶれたので、パナソニックだけを恨むのは筋違いとは思うんですが・・・

 

いつかkindle paperwhiteのことをこんな風に思い出さないように、アマゾンには頑張って欲しいですね。

そんな思いしたくないから、このブログを始めたんですけどね!