kindle沼日記

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フィギュアとドールの深くて狭い溝

ローゼンメイデンでついに大学生ジュンのもとに真紅がやって来ましたね。仕草のひとつひとつが実に可愛らしくて素晴らしいです。ジュンの行動もいろいろとドール愛好家っぽいですね。

 

私はフィギュア愛好家なのですが、前にも言った通りドール愛好家との間には深くて狭い溝が存在しているのです。

 

日本語だとフィギュアもドールも人形ですが、両者の違いは、一般的には布の服を着せ替えるのがドールということになります。

でも一番の違いは入り口でしょう。日本ではフィギュアは模型趣味の延長にあります。特定のキャラの形を模している物がフィギュアであり、まずは設定があってそれに近づけるのが目的となります。形を再現できれぱ満足なのです。取り扱ってるのがプラモデルと同じホビーショップになるのも自然な流れです。

ドールの入り口は一般的には玩具のはずなのですが、その延長上にドール愛好家が居るという訳ではないような気もします。リカちゃん人形やバービー人形からドールに目覚めたという人も当然いるんでしょうが、たまたま見たドールに一目惚れしたというパターンが一番多いのではないでしょうか。あらいぐまラスカルを見てあらいぐまが飼いたくなるのと同じ衝動です。

つまりあらいぐまラスカルを見てラスカルというキャラを再現したものを欲しがるのがフィギュア愛好家、ラスカルのようなあらいぐまが欲しいと願うのがドール愛好家だと思います。なんと言いますか、より生身に近いものに魅かれるんですよね、ドール愛好家って・・・

とは言え、それはあくまで極端に表現した場合であって、実際にはその中間的な傾向の人の方が圧倒的に多い訳です。最近は出来のいいアクションフィギュアが増えたせいで両者の間の溝はさらに狭まった感じですね。武装神姫なんてかなりボーダーラインです。

 

ただ人形が動くという意味では同じ武装神姫ローゼンメイデンですが、フィギュアよりの武装神姫では動く理由はロボットという科学的な根拠なのが、ドールよりのローゼンメイデンではその理由がオカルトです。怪談でも人形話に出てくるのはたいていドールですしね。ドールの方が魂が宿りやすそうというか、生々しいんですよ。たまにアニメキャラそっくりのドールなんか見かけるとかなり興味惹かれたりするんですが、フィギュアとは異なる独特な雰囲気に躊躇してしまいます。

 

まあどちらにも興味ない人から見ればどちらも大差ないんでしょうけどね・・・