kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

「下ネタという概念が存在しない退屈な世界4」を読んで

体感的にすっかり涼しくなったと油断して、冷蔵庫に入れず放置してたポテトサラダが怪しげな匂いに・・・夏の異常な暑さのせいで体感温度がすっかり狂ってしまったけど、まだ三十度弱はあるわけで油断は禁物ですね。

 

さて「下ネタという概念が存在しない退屈な世界4」をようやく読み終わった訳です。

 

この物語はエイチ禁止法という表現の規制が適応されてから十数年後、表現の自由を求めて闘う若者達を描いてます。ようは最近珍しい政治闘争劇ですね。しかもこの四巻では世代間闘争までやってます。

最近だと消費税に例えると分かりやすいですね。自分達の生活を保障する為に消費税導入に賛成し更に増額までして自分達の利益を確保しようとする恥知らずな安部世代。生まれたときから消費税が当たり前だったゆとり世代。そして消費税導入時は選挙権を持っておらず大人達の都合で税を押し付けられたことを自覚している中間世代。

安部自民党は自分達の支持層に金を回したり自分達の老後の社会保障を守るために増税を目論んでいます。私達中間世代はたとえ増税しても今のままでは自分達の世代で社会保障が破綻するのは理解しつつ、政治に絶望して流されるまま。そしてゆとり世代が税金の使われ方に疑問を感じて反対運動を開始する・・・そんな感じでしょうか。

もちろんライトノベルということで、それなりにマイルドな表現になっていますが、中身はしっかりと熱い闘争劇になっております。学生運動とか最近の中東諸国の民主化運動なんかに興味がある方は、タイトルや表紙を気にせず騙されたと思って一読することをお薦めします。

絶対、騙されたって思えますからヽ(`Д´)ノ