kindle沼日記

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終戦記念日

本日は終戦記念日ということで、最近自称「日本人」という方達のブレが目に余るので少し語っておきたいと思います。

 

まず私の立場としては、あの戦争は自分の自尊心を満たしたいだけの馬鹿な軍人とマスコミと政治屋がよってたかって引き起こした愚行であり、一般市民は彼らに騙された被害者であるというものです。マスコミが嘘八百並べて一般市民を煽り軍部に追従する政治屋に政権を取らせたからあのような悲劇が起こったのであり、今日はその悲劇から日本が開放された祝うべき日です。ナチスが悪かったというドイツと同じ立場ですね。

 

一部の政治屋や保身に走る軍人は「立憲君主制だったんだから政府や軍人に責任はない(天皇を処罰しろ)」という主張であり、それゆえに東京裁判は無効だという主張していて、今の内閣もその流れの上にあるようですね。ただ戦後に天皇が徹底的に平和主義に徹した上に代替わりまでしてしまって、天皇の責任追及の切り札として残していたYASUKUNIとも天皇家は決別したままなので、結局今更天皇の責任追及する訳にも行かず無駄にYASUKUNIだけが残って持て余しているという馬鹿馬鹿しい状態でしょうか。

保身に走る政治屋もクズですが、まるで自分達に戦争責任がなかったかのように振舞っている新聞社もそうとうにクズだと思います。いくら今は反戦主義を主張していても、自分達が何をしたかきちんと謝まれないような奴はただの二枚舌なので信用できません。

 

ちなみにあの戦争はドイツと日本だけが悪かったとも思っていません。アメリカやイギリスやソ連も市民の大量虐殺を行っているので同罪です。ただこれは実は順番が逆で、そもそも敵国の一般市民を虐殺することは帝国主義の国の軍隊では当たり前のたしなみでした。敗戦国のドイツと日本がやったことだから悪いと決め付けられ、それが大々的に報じられていく中で市民の大量虐殺自体が悪いことだという認識が世界に広まったわけです。時期的にはベトナム戦争の後期くらいですかね。

だからそれまでに行われた市民の大量虐殺についてきちんと謝罪しているのは日本とドイツだけです。いやイタリアとオーストリアも謝ってたかな? これは実に僥倖だったと思います。

だってその後も虐殺を続けてきた国連の常任理事国の連中は謝るタイミングを逸しているでしょ。こうした問題は時間が経てば経つほど謝りにくくなりますからね。

中には自国の市民を虐殺している常任理事国もある訳で、そんな虐殺の輪から早々に抜け出ることが出来た敗戦国は幸運だったと言うしかありません。今の内閣はその輪に入りたくてたまらないようですが・・・