kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

日本企業とかいう幻想

終戦記念日ではついつい愚痴りましたが、お盆で普段会わない人達と会って喋ってるとホントいろいろストレス溜まるので愚痴りパートⅡ.

 

例えばですね、とある自動車会社がアメリカで売り上げが良いというニュースを聞いて「やっぱり日本の技術は凄い」という人がいるんですよ。でもその会社、アメリカに工場持ってるんですよね。アメリカの工場でアメリカの工員が作った車がアメリカで売れたからって、それで日本が凄いという理由が私にはさっぱり分からないんです。

しかもその会社、日本で法人税を五年間払ってなかったりするんですよね。何故そんな会社を日本人が称える必要があるんでしょうか?

 

後はね、「日本を支える為に日本の会社の製品を買おう」って言って、その会社が中国工場で作った家電を買ってたりするんですよ。つまり日本から金を奪って中国にお金を払ってる会社の製品をわざわざ買ってる訳ですよね。それのどこが日本を支えることになるのでしょうか?

 

海外に生産拠点を持ってる会社はただの多国籍企業であって、「日本の」企業呼ばわりするのがもう間違ってるんですよ。企業なんて利益をあげるのが目的なんだから、複数の国にまたがってる時点で一つの国の為に動く訳ないんです。そんなの日本の企業扱いするのはもう止めてくれませんかね。

 

どの会社の製品を買うかでなく、一番役に立つ製品を吟味して買えばいいんですよ。それが消費者にとって一番いいことだし、日本でよく売れるならどの国の企業であれ日本のことを考えて動いてくれますよ。それが日本の為ってことになるんじゃないでしょうか。

 

消費者にとってよい製品を買おうとすれば、普段使わない機能を満載して高価格にしてる「いわゆる日本企業」の製品なんか選ぶことなくなるはずなんですが・・・この国は使いやすくて安くて長持ちな製品を作ってたSANYOが潰れるようなところですから、消費者の質って相当低いんだろうなぁ・・・