kindle沼日記

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ボロニアソーセージの怪

その悲劇は連休中に起こったのですよ。

 

それはある夜のこと、男達が家飲みの為に集まったもののつまみがないということで近所の業務スーパーへ突撃したのです。何故業務スーパーなのかというと、たいした理由もなく普段あまり行かないので物見遊山的なノリでした。

一人暮らしや普通のご家庭では生半可な覚悟では消費できないサイズのパッケージが多くて、見てる分には面白いんですよね。ポテトサラダ1キロとか、冷凍サーモン5キロとか。普段食事の買い物なんかしない突撃メンバーもおおはしゃぎ。
そのノリがあかんかったんや・・・

 

突撃メンバーの一人が加工肉コーナーで嬌声をあげました。
手には何やらこんもりとした物体を掲げてます。

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ボロニアソーセージ・税抜き550円800グラム原産国イタリア。

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直径十センチを越えるその大きさとみっちりとしたハム感に興奮する気持ちは分かります。しかし基本的に安くてでかいものは不味いか変なものが入ってる可能性が高いので即却下なのです。でも中国製でなくイタリア製。ちょいと判断に苦しみます。

 

そもそもボロニアソーセージがどんなものかも知りませんし。ひょっとしたら大穴なのかもしれません。メンバーの一人がスマフォでググると、業務スーパーのそれはそれなりに高評価らしい。これは挑戦するしかないということで購入決定。

 

そしていざ食べてみると・・・

 

見かけはピンク色のサラミソーセージです。口にした瞬間香辛料の香りが漂うのも同じ。歯ごたえは魚肉ソーセージをちょいとねっちょりさせた感じ。
味の方は・・・しょっぱい。

私が減塩に気をつけだしてからけっこう経つので塩辛さには人より敏感というのもあるんですが、他のメンバーも口をそろえて塩辛いと言ってたので、普通に塩辛いのだと思います。塩昆布だってここまで辛くないよというか、うま味的なものを感じないので塩辛さがさらに引き立っているのでしょう。恐らく肉自体の保有量が少ないと思われます。
生では辛いので火を通そうということになったのですが、炒めてみるといかにも身体に悪そうな油が流れ落ちて反り返りつつ収縮する有様。そして香辛料の風味は吹っ飛び、さらに濃縮された塩辛さが・・・

 

敗北です。

 

大の男が三人でよってたかって半分も食べれません。

こんなのが評価高いなんていったい世の中はどうなっているんだという批判から始まり、これを評価するのは同じ苦しみを与えてやろうとしている奴らの罠だという陰謀論が駆け抜け、ネットの情報を鵜呑みにしたら駄目だよねという諦観に達するまで一時間とかかりませんでした。

残った分は仲良く三等分して持ち帰ることにしましたが、とにかく塩辛くて一度に消費できる量が限られる為にいつなくなることやら・・・

 

それにしてもなぜあんなものが評価高かったのかということですが、なんのことはない、単に我々の勘違いだったんです。業務スーパーにはボロニアソーセージが二種類売っていて、評判のよいのはおそらくこっち。

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国産でお値段的なお得感はありませんが、味の方はいい意味で値段相応です。こちらなら一人でも消費できそう。
いや、イタリア産のも値段相応なんですけどね、悪い意味で・・・