kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

ニュース分析

さて、二日に渡って愚痴愚痴とこぼしてきた訳ですが、ついでなので毒を出しきっておきたいと思います。

 

品のないニュースにイライラするのは、それが実害を伴うからなんですよね。
皆さんの周りにもいると思うんですが、頼んだ仕事の調子を尋ねると「もうすぐ出来ます」って一週間くらい言い続ける人とか、貸した物を催促するまで返さない人とか、約束したことを守らない人とか、それを指摘するとそんな約束していないと言い訳する人とか、メールなんかで約束してた証拠を突き出すとそんなつもりで言ってた訳でないとか後付けしだす人とか、選挙前はTPP反対ですって言ってたのに当選したら堂々とTPP締結に向けて頑張っちゃうような人。
まあ一回や二回ならいろいろと事情があって思う通りにいかなかったのだろうと思えますが、それを何度も何度も何度も何度も繰り返しちゃう人ってあなたの周りにもいませんか?

 

そーゆー人達が何故そんなことを繰り返すのかと言うと、そりゃいろいろ事情はあるんでしょうが、基本的にたくさんある情報をきちんと分析出来ずに優先順位をつけられないからなんですね。情報の取捨選択を論理的に出来ないから、感情に頼るんです。だから彼らが好む情報は、それ掘り下げて自分にどのように役に立つかを判断する為の材料でなく、自分が心地よく感じるものに偏るのです。

 

仕事を頼んでも物を貸しても、それが自分に心地よく感じられないものは忘れてしまうんです。失敗は成功の母という言葉がありますが、それは失敗した原因を突き止めて改善する場合に限ります。多くの人にとって失敗は心地よいことではないので、単に忘れるだけなんです。それじゃ何も改善出来ないので、同じ失敗を繰り返す訳です。

何度も何度も何度も何度も繰り返す訳です。

 

独りで勝手に失敗してる分には構わないんですが、巻き込まれることもあるのでこちらとしては大迷惑なのです。

朝日新聞の捏造記事も、身の回りの困った人達も、根っこは同じで情報の取捨選択を感情で行ってるからなんですよね。感情主体の人が書いたニュースを、感情主体の人達が消費しているのが現状な訳で、そのせいでせっかくの情報が初めから歪められていることが多々ある訳です。口悪く表現すると、馬鹿が馬鹿を作り出している訳で、ホント困ります。

 

まあそんなこと言ってても、気がつくと自分もその馬鹿な一員になっていることはよくあります。馬鹿が多数派である以上、誰もがその影響力を常に受けている訳で日々注意が欠かせません。

 

例えばニュースサイトのトップページを見て、見出しから記事をクリックするじゃないですか。その時に何故自分はその記事をクリックしたのか、その理由をまず考えた方がいいんです。
その見出しから自分がそのニュースに何を期待したのか、それが自分にどう作用すると思ったのか、自分の動機を意識しておくのはとても大切なことだと思います。
次にそのニュースを読み終わったとき、良かったか悪かったかを常に評価しましょう。良かったと思った時は何故それを良いと思えたのか、悪かったと思った時はどこが悪いと思ったのか、出来る範囲で言語化してしまいましょう。


これやってると自分の知らなかった下衆な自分がひょっこりこんにちわしてうんざりすることも多いです。でも仕方ないですよね、他人の不幸は面白いし、自分が正しいと信じて人を罵倒するのも気持ちいいですから。そんな下衆な自分に気付くたびにいらいらする毎日です・・・