kindle沼日記

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「楽園追放-Expelled from Paradise-」見てきました。

「楽園追放-Expelled from Paradise-」見てきました。

ジャンルはSFですね。それも最近少なくなった荒廃した世界を舞台としたデストピアもの・・・に見せかけた何かです。


戦争か何か大きな災害があって、地上ではほとんどの技術が失われていたが、宇宙ステーションでは肉体を捨てて電脳化した人類が技術を維持したまま仮想空間で生活していた。そこに地上から何者かによるハッキングが行われ、それを調査する為に意識を肉体にダウンロードした捜査官が地球へ降り立つ。

 

そんなストーリーを聞いていたので、やっぱり仮想世界より現実の方がいいよねという話かと思ってたら、そんなものではありませんでした。人間とはかくあるべしというようなことはなく、むしろこの物語では人間の定義がかなり緩いです。
俺がそう思ってるんだからそれでいいじゃんという感じ。
論理よりフィーリング、損得より仁義の世界ですね。話の作り的には説話とかおとぎ話のようなものかもしれません。

 

アクションシーンは最初と最後に偏っていて、中盤はかなりだらだらした雰囲気です。ただそのだらだらが退屈な訳でなく、私はその緩い雰囲気が心地よかったです。
最近は「サイコパス」とか「進撃の巨人」とか、「こんな世界は間違っている」という強い否定をテーマにした作品を見かけるようになりましたが、そーゆー話ばかりだと疲れるなぁという人にはお勧めの映画です。

 

「究極超人R」を今アニメ化するなら、R田中一郎は神谷浩史さんで、さんごは釘宮さんがいいなぁと思わせる映画でした。R田中一郎は塩沢兼人さんがはまり役で、それ以外には考えられないと今まで思い込んでいただけに、自分にとっても衝撃的・・・