kindle沼日記

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「劇場版アイカツ! 大スター宮いちご祭り」見てきました

「劇場版アイカツ! 大スター宮いちご祭り」見てきました。

 

これ残念ながらレイトショーしてないんですよね。何それ社会人への挑戦?

おまけにテレビの進行と連動してるから、放送前に見に行かないと放送日にネタバレを食らうという構成。初日は挫折しましたが、日曜朝一なら逆にちびっ子は来ないと思って行ってきました。

 

本編では既に主役の座を後輩に譲っている星宮いちごですが、これは仕方のないところ。そもそもアイカツのテーマには普通の女の子がアイドルを目指すというものなので、いちごが自分は特別な存在だったと自覚した時点で終わっちゃってるんですよね。

ああ、アイカツの初めの頃はわくわくしたなぁ。普通の女の子の筈のいちごが、斧を振り回したり絶壁を素手で登攀したりケーキのデコレーションになったり・・・あの世界の普通ってそうなんだ・・・なんて唖然としたものです。それが話が続くうちに、あの世界でも伝説として語り伝えられるレベルの行為であることが判明して、じゃあいちごって初めから普通の子じゃなかったんだと・・・

 

アイカツそのもののテーマとは別に、スタッフはいちごをひたすら可愛い生物にすることにご執着でしたね。その甲斐あって広辞苑で可愛いという単語を調べたら星宮いちごと書かれかねないほどになりました。

ただそれはいつまでも美月がトップアイドルであることの説得力をなくしちゃったんですよね。実際いちごの可愛さのステータスはアメリカ行きの頃にはマックスになっていたのに、美月はスタッフがそれほどフォロー入れてなかったから視聴者的にはいちごの方が上の状態がずっと続いていたのです。

 

それらの矛盾を一気に解決する為に用意されたのが、この大スター宮いちご祭りなのです。

いちごが普通の女の子でもなく美月の引き立て役でもなく、大スターであると高らかに周知するためのイベントなのです。アイカツを今まで楽しんできた人なら間違いなく楽しめるでしょう。

キャラも総出演レベルで登場するので、ちょっといちごの見せ場が少ない気はするのですが・・・

それにしても子供たちが夢をかなえるのに魔法も妖精のいらないとか、同じ道を目指す人達が争わずに協力し合うとか、大人達が適切にフォローしてくれるとか、そういう物語が作れるような時代がようやく来たのですね。こういう物語を見て育った人達がどのような世界を作っていくのか、今から楽しみでなりません。

もう一度見に行きたい気もするけど、お子様達に混じる根性はないのでBD待ちすることにします。

 

ただやけに墜落シーンが多いので、縁起をかつぐ受験生は見に行かないほうがいいかも・・・