ウェイトレス喫茶
今週のお題「今だから言えること」
ううむ、このお題って前にも似たようなのありませんでしたっけ?
私は秘密も隠しごともしない主義なので、今だから言えることなんてないのです。
何か失敗しても隠してりゃ一人だけの責任ですが、言っちゃえば聞いた人全員の責任です。そりゃ責任の比重は失敗した人に重くなりがちですが、量的には減るので言ってしまった方がお得なのです。
そんな訳で今だから言えることなんてないのですが、今さらなネタならいくらかあります。
誰にだってひと山当ててぼろ儲けしたいという山師的な願望はあると思いますが、私だって楽して儲けれるならその方がありがたい。そんな訳で儲けのネタをつらつらと考えることがあります。
あれはメイド喫茶が流行り出した頃ですから、もう十年近く前の話ですかね。
私はあれを見てこれから似たようなことをする奴らがいっぱい出てくるんだろうなと思ったのです。執事喫茶とか巫女喫茶とかナース喫茶とかですね。
その時、私は閃きました。メイド喫茶に代わる新しいネタを。
まさに天啓といいましょうか。
私はそのアイデアを思いつくとさっそく友人に電話しました。
私が思いついたのはウェイトレス喫茶です。
皆さんもちょっと想像してください、メイドさんの代わりにウェイトレスが給仕してくれる喫茶店を。
実に自然な光景だと思いませんか?
その抜群なマッチ感に、私はこのアイデアは流行ると確信し、友人に出資を打診したのです。
ところが友人は浮かない感じで、週末は暇なのでその時にでも詳しい話をしようと流されました。
そして数日後、友人と喫茶店で待ち合わせして・・・そこで私は愕然としました。
見かけはどこにでもありそうな喫茶店なのに、注文を取りに来たのがウェイトレスだったのです。
パクられた。
私は一瞬でその状況を理解しました。
メイドだろうが執事だろうがウェイトレスだろうが、ようは着てる服が違うだけです。数日あれば用意することは可能でしょう。
友人を信頼してアイデアを軽々しく喋ってしまった私が迂闊だったのです。
そんな訳で今さらですが、全国に蔓延してるウェイトレス喫茶って考えたの、実は私なんですよ。