kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

今週のプリパラ

「小さいけどけっこう重たくてわりと生意気で怖いもの」

主人公による妹の評価が割りと酷いですが、小さい頃の歳の近い兄弟なんてそんなもんですよね・・・

 

今回はファルルの掘り下げですが、実にいい話でした。

今まではユニコの言うことを忠実に聞いていたファルルですが、主人公との約束と外への興味に釣られてついに反抗。それにしても「ツノる」という単語が当たり前に出てくる辺り、ユニコの教育はかなりスパルタのようですね。

 

ファルルと話せてはしゃぐのんちゃんも可愛かったですが、ファルルもいろいろ感じるところがあったのか、早速メカのんちゃんを物色したのは面白かったです。しかもきっちり小さくて重いものを選んでるのが・・・

メカのんちゃんはようはお人形遊びなんですが、エイリアン2で助けられる女の子が持っていたお人形をなんとなく思い出しました。お人形ではあるんだけど、その子にとっては守るべき存在なんですよね。幼い子はそうやって自我を形成していくのでしょう。

 

故障したメカのんちゃんを直すところで皆の性格の違いが出たのもよかったです。

そふぃは成功したビジョンをすぐに思い浮かべて行動する天才タイプ。得意分野ならそれでいいけど、苦手分野で失敗すると思い浮かべた成功のイメージとの落差に酷く落ち込んでいた頃がもはや懐かしいですね。精神的に強く成長したのは喜ばしいところですが、修理に失敗した時はもう少し申し訳無さそうにしましょう・・・

主人公とドロシーとシオンも程度の差はあれ根拠のない自信で行動するタイプで、委員長は手順をしっかりイメージしてから動く秀才タイプ。レオナは自己評価が低いので実力はあっても挑戦はしない受け身なタイプ。

メカのんちゃんがどんどん壊れていって泣きそうなったり、心を閉ざしそうになったり、直って喜ぶファルルは今までの無表情な頃と比べて凄く良かったです。

 

ついに自分でメイキングドラマを作るまでに成長したファルルですが、ファンからも好意的に受け入れられたその変化を良くないものと判断するユニコは他人を支配したがるタイプの、教育者としてはありがたくない人柄。ファルルのことを敵ではあるけど同じ道を進む同士と認識している子供達とは対照的です。

プリパラは子供達の精神年齢高いからなぁ、ドロシー以外。そのドロシーの「レオナがそう言うのなら」という台詞が、あの双子もそれなりに成長しているということを思わせてよかったです。こういう地道に変化を積み重ねていく物語は大好き。

 

映画は来週からですね。今回は大人の為にレイトショーもしてください・・・

 

ところでメガ兄が「かしこま」パクってるんですが、あれはいいんでしょうか?