kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

いろいろ感想

毎日本を読んではいるものの、最近はどかんと感想書きたいと思う程のものはないのでまとめていきます。

 

はたらく魔王さま 12巻

 

 つじつま合わせに終始した挙句、情報を小出しにする引き延ばし状態に突入。

待てば海路の日和ありとはいいますが、あれは人事を尽くして天命を待つと同じで、やるべきことをやってるなら焦って余計なことに手を出す必要はないということなのです。
それがこの巻ではいろいろ小理屈並べて必要な情報収集を怠っていて、せっかくつじつま合わせで魔王が実は立派な指導者でしたということにしたのが台無しになる展開。
商業的にアニメの二期が始まるまでは終わらせられないのかもしれないですが、
それでつまらなくなったら本末転倒なんだよなぁ・・・

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 10.5

 

こちらも番外編というか引き延ばし編。

ただ情報を小出しにして無駄な会話を増やすのではなく、別の方向に話を広げる手法なのでそれほどストレスは感じないです。

今放映しているアニメの方では嫌な感じのいろはすが、この巻ではまさかのヒロインに昇格。いろんなキャラとの近すぎる距離感に戸惑うヒッキーが可愛いです。ギスギスした話が多いシリーズだけに、たまにはほんわかした感じもいいですね。

 

二度めの夏、二度と会えない君

 

下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の作者が書いた本と聞いて購入したのですが、呆れたことに放送禁止用語がまったく使われていません。
いったいライトノベルをなんだと思っているのでしょう。
内容としては誰もが思春期に一度はドハマりする悲恋物で、ありがちと言えばありがちな一品。とは言え同系統の過去作がほとんど電子書籍化していない今のような状況では貴重なのかも。
ただ個人的にこの作者には放送禁止用語を連発しながら大泣きするくらいの作品を期待したいところです。
って言うか、放送禁止用語を入れないなんて、ホントに何を考えているのでしょう・・・

 

なにかのご縁 ゆかりくん

 

 野崎まどさんのシリーズですが、いったい誰が書いたのかと作者を確認してしまうほど西尾維新らしからぬ作風です。

あえて例えるなら、種明かしなしの「パーフェクトフレンド」という感じ。
それでも壮大なトリックで主人公が騙されているという可能性を捨てきれない・・・
恋愛に関しては割と前向きな展開が多いのに、それ以外の縁は切る方向なのがこの作者らしいといえばらしいですね。

 

掟上今日子の推薦文

 

西尾維新さんの電子書籍の二冊目ですが・・・期待を裏切らず予想を裏切るという彼の作風からいくと、これは個人的に期待はずれに感じました。
予想を裏切る要素としては、語り手の交代なのでしょう。
でも正直あまり変わり映えしないんですよ、また成人男性で幼女じゃないし。
前刊との前後関係が不明ですが、掟上今日子が幼女化してないからそんなに時間差はなさそうだし。
巷でささやかれている今日子さん羽川翼説を裏付けるような餌が巻かれてたりもしますが、そーゆーことする時はたいていミスリードなので・・・

 って言うか前回も今回も大の男が職を失ってうだうだやってるのがほとんどなので、そりゃ期待はずれにもなります。