kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

2015年春アニメ最終回ラッシュ その3

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
えらく早いペースで原作を消化していくので、何所までやるのかと冷や冷やしていたら、二期始まってから刊行された最新刊まで消化してしまった・・・
そこまで急いでアニメにしなくてもいいんじゃないのというか、いろいろ見どころをカットしすぎじゃねというのが正直な気分。クリスマスイベントで終わりくらいでよかったんじゃないですかね。
バレンタインイベントで川なんとかさんの妹を出すくらいなら、クリスマスイベントでカットするなよと。


しかもあんな引きでは続きが気になる人も多いでしょうけど、「続きを原作小説で!」と思ってもまだその続きが刊行されていない状態じゃ原作の宣伝としての効果も薄いでしょうし。
一期はアニメの出来がそこそこだった割に原作への導入としては優秀だと感じましたが、二期は出来こそ良かったけど原作を食いつぶしただけという印象。
どちらにせよ材木座の存在が抹消されたのは仕方なかったのかもしれない・・・

 

響けユーフォニアム
タイトルのイメージからUFOロボダイアポロンを連想していたおっさんですが、青春劇としては非常に青臭くて良かったと思います。
関西ではヒッキーが「本物が欲しい」と泣き出したのと高坂さんが「特別になりたい」と告白したのが同じ日だったので、実に青春密度が高まりました。
その辺の自意識と周りの状況との差異による葛藤は、アイカツやプリパラだと中学生の頃に乗り越えていたりしちゃうんですが、実際には大人でもアレな感じで引きずっている人が多いですよね・・・
私は音楽のことがよく分からないので、この演奏が凄いと言われてもピンとこないことが多いんですが、このアニメで下手な演奏は下手だと分かるんだということが判明。


京アニのアニメはストーリーよりもキャラの掛け合いに特化しているものが多いですが、これは単純な仲良しグループだけを描いてる訳じゃないので広がりがある分散漫な印象でした。たまこマーケットもそんな感じでしたね。
どうせこれも再構成されて映画になると私のゴーストが囁くのですが、そうなったらこれは見に行こうかと思います。

 

プラスチックメモリーズ
初めから悲劇が想定されていた物語としては、ちょうどこれの前に放送されていた「四月は君の嘘」がありましたが、あちらと比べるとこちらはキャラが前向きというか、自分より相手のことを気遣える大人のストーリーだったなという印象。
確かアンクル・トムの小屋で、深い悲しみは心の深い部分を流れるので表面からは見えない的な表現があったと思うんですが、まさにそんな感じ。


ただ何故ロボットのソフトウエア部分だけ寿命が短いのかという部分は納得できる説明もなく、このスタッフが何を考えてこの設定にしたのかイマイチよく分らないですね。
ロボットと人間の恋愛を描きたかったにしては、ロボットと人間の間に寿命以外の差がなさすぎるし、あんなよく出来たロボットが溢れているような社会だといろいろ今とは違う社会問題がありそうなんですがそれもないし。
ロボットと人間の恋愛を描きたかったんじゃなく、人間同士の恋愛を描きたくなかっただけじゃないかと邪推してしまいます。