kindle沼日記

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「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」見てきました

「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」見てきました。

レイトショーで行ったんですが、公開からそんなにたってないから人がいっぱいだったら嫌だなと思ってたら、三分の一程度で拍子抜け。
おっさん少なめで若者多めだった印象。

 

一作目と比べるとアクション多めで見応えあります。
その分ヒーロー同士の対決も増えましたが、一作目の疑心暗鬼の状態で敵対していた頃と比べると、主義主張の違いからの対立なので悪印象は無いですね。
今回は正義は一つではないというお話。
大国アメリカの正義、敵対する小国の正義、科学者スタークの正義、王族のソーの正義、兵士のキャプテンの正義。いろんな正義のどれが正しいという訳でもなく、どれが間違っているという訳でもなく、それゆえに時には対立して、時には共闘するというお話です。

物理学を修めた私としては、科学者の正義に肩入れしたい。今回のスターク社長や「下ネタ」の不破さんのように、困難を科学で乗り越えようとする人達は時として変人扱いされます。
それは何故かというと、超能力や魔法や奇跡なんてものは選ばれたごく一部の人の能力ですが、科学で一度解明したことは誰にでも再現可能な不変の力だからです。人類すべてに平等に力を授けようというのが科学であるが故に、自分達だけが特別と考える選民思想家や差別主義者からは理解されないのであります。
さらに科学はそれ自体が善でも悪でもないが故に、時として制御不能な力を生み出してしまうことがあり、今回もスターク社長の行動がとんでもない結果につながってしまうのですが、一度失敗しても、その理由を探り対策を講じることで成功の確率を高めることができるのも科学の利点です。
劇中で「ループ(同じことの繰り返し)」と言われてそれは違うと反論した社長にいたく共感しました。
逆に社長が「トゥギャザー」と言う度に笑い出しそうになりましたが、これはルー大柴が悪い!

 

今回もホークアイがかっこよかったです。
早々にアベンジャーズ最弱判定をされてしまいますが、まあ他のメンツと比べると弓が得意なだけの普通の人ですからね。
今回は普通の人代表的な扱いになってましたが、実はアベンジャーズで一番の「勝ち組」だったことが判明。古き良き時代のアメリカ的な普通の人でした。
ラストバトルで乱戦中に圧倒的な敵の数で戦意を喪失したヒーローを廃屋の中に保護して、「今さら君が何者かなんて問わない」と前置きしてからの現状に対して自虐混じりの怒涛の愚痴を吐いて、「戦いたくないのならここに隠れていろ、俺達が絶対に守る」からの「だが一歩でも外に出たのなら、君はアベンジャーズだ」と言い残して去ってくシーンのかっこいいこと。
ああいう大人になりたいものですね、私には無理だけど。

 

ハルクは相変わらず最強でしたが、最強ゆえにスタッフが使いどころを悩んでいる模様。
そりゃどんな敵が出て来てもハルクがいりゃいいからなぁ・・・
でもハルクさん、変身中でも理性ありましたよね?

一作目の「私はいつも怒っている」と変身したバナー博士は最高にかっこよかったけど、今回はそーゆー見せ場がなくて残念。

 

何分長い映画なので、最後には観客の方も変なテンションになっていた模様。
トイレで学生さんがすれ違い様に「アベンジャーズは再びやってくる」とハイタッチしてきたり、エレベーターで腐ったお嬢さん達がスタークとジャーヴィスの関係についての感想を聞いてきたり、夜遅くだというのに皆さんすっかり舞い上がっていたようです。
そんなことになった原因の半分は私がドムR35の箱を抱えていたことだと思うのですが・・・おかげで背広着てても彼らに仲間判定されたんでしょう・・・