kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

水辺の怪(今年65個目)

今週のお題「ゾクッとする話」

 

こうも蒸し暑い日が続くと、涼しげな話が話でもしていないとやってられないですよね。
日本は八百万の神の国ですから、物の怪の類もたくさん居る訳ですが、残念ながらずっと都会に住んでいる私にはその手の話に縁がありません。
だいたい人が多いと変な人に出会う確率も高くなる訳で、物の怪よりも人間の方が怖いよねという落ちになる訳です。

 

実際、怪談話にしても都会が舞台の話はたいてい幽霊の類で、生きているかどうかの違いはあれど人のお話。山里なら山の神秘というものから山の怪が、海里なら海の厳しさから海の怪が語られることもあるのでしょうが、残念ながら都会では人の怪のお話ばかり。ちょっと寂しいものですね。

 

そんな都会でも、探してみれば結構出てくるのが水辺の怪。
都会でも人が暮らしていく為には水が必要で、川は近くにありますからね。
特に治水や水運なんかで水路を作っていれば、建設当時の話をあされば高確率で河童とか水辺の怪の話が残っているものです。
河童が工事を手伝うなんて定番ですらあります。

 

だから私なんかも水辺を歩く時はちょっと注意していたりします。
突然水の中から化物が出てきたら怖いですからね。
特に全身が緑だったり、クチバシ状のものがあったり、尖った鍵爪で三本指だったり、
一つ目だったり、後ろと前の区別がつかなかったり、計8門のメガ粒子砲を装備していりすると、ゾックとしますねぇ・・・

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