kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

2015年夏アニメ最終回 その2

下ネタという概念が存在しない退屈な世界

実にいいアニメ化でしたね。

原作二冊を忠実にアニメ化しつつ、オリジナル回もイメージを損なわないクオリティ。

これをアニメ化すると聞いた時は色々と心配だったんですが、まさか全部杞憂に終わるとは・・・

アニメを見ていた人は分かると思いますが、これの原作は政治と思想を中心としたある意味退屈なお話でしょ。しかもアニメ後半でご存知のように、正しいことを主張したからと言って暴力的なテロはNGという、非暴力主義の地味な組織がメインです。そりゃ見た目の派手さを求めたこすりに裏切られてしまう訳です。

そんな真剣で真面目だけど、地味で退屈なお話をそのままアニメにしてしまうなんて・・・

特に凄いと感じたのは声優さんの力です。アンナ会長の松来さんや、不破さん役の後藤さん、小さい妖怪の新井さん。どれも素晴らしい怪演で、完全にこちらのイメージが上書きされてしまいました。

地味で退屈な内容ではありますが、政治と思想というものに真正面から取り組んだ真剣で真面目な作品でもあるので、是非とも二期をやって欲しいです。