kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

後悔さきに立たず

「心が叫びたがっているんだ」を見てきたのですよ。
ホントは死者の帝国を見ようと思っていたんですが、公開して間もないからか良い席が空いてなく、時間を潰す必要もあったので「アントマン」でも見ようかと思ったら運悪く時間が合わず、時間的にちょうど良かった「心が叫びたがっているんだ」を見ることになってしまいました。

 

そもそも私は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」がちっとも面白いと思えなかったので、そのスタッフが作成したコレも全然興味がなかったのですよ。
ただ私の好きなスタッフでも常に面白い作品を作り続けている訳ではないので、面白いと感じないスタッフが面白いものを作る可能性だってあるでしょう。見ないで嫌い続けるなんて大人気ない、そんなことを思ったのです。

 

結論から言えば大失敗でした。

 

実は私はミュージカルが大嫌いというか、あんなものが存在している理由すら考えつかないのですが、この映画の劇中劇でミュージカルをやっているのですよ。
普通ならもうそれだけでも致命的なのですが、私がこれを受け入れられなかったのはそんな小さな問題ではありませんでした。

 

もう根本的に価値観とか世界観が違うとしか言いようがないですね。
私にとってこの映画は、自己中心的な女の子が我ままいっぱいに人を傷つけながら被害者面して周りの同情を引きつけ、周囲の人達は何故か女の子に同情的で裏切られても献身的に世話をして、なんか世間に受け入れられないルト集団が独自の価値観で自分達を美化して褒め合っているような気持の悪さしか感じられませんでした。


そんな女の子を苦労して育てて、でもまったく報われないお母さんがひたすらに可哀そう。やっぱり興味のないものを見に行くものではありませんね・・・