kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

まさかな

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/pdmagazine

 

青春というのはどれくらいの時期のことなんでしょうか。
小学生はまだ青春という感じじゃないし、中学がプレ青春・高校が青春ど真ん中で、大学は青春のロスタイムという感じでしょうか。
私は本を次から次へと読むタイプなので、あまり一冊を繰り返し読んだりはしないんですよね。
いわゆる過去の名作と呼ばれているものは小学生の頃にあらかた読みつくしてたので、中高生のころは新刊を貪るように読んでました。
ソノラマ文庫を軸にハヤカワ・創元推理・カドカワ文庫をサブにして時々コバルト文庫という感じ。
それでも月に発売されるのは全レーベル合せて多くても二十冊程度でした。
富士見ドラゴンズ文庫が創刊されたのもその頃だった気がします。

 

その富士見ドラゴンズ文庫で一番印象に残っているのが、小林めぐみさんの「ねこたま」ですね。


当時はどえらい新人が出てきたものだとたまげたものです。
当時からゲーム世界風のファンタジーなんてものは雨後のタケノコのように乱発されていたのですが、それとはまったく異なる独特なファンタジー世界にわくわくしたものです。
その後の「まさかな」は現代を舞台にしたお話でしたが、作中で提唱される地球の海面上昇の理由に驚かされたものでした。
凄い作家が現れたものだと今後の活躍に期待したものでしたが・・・うん、まあ人の夢と書いて儚いですよね・・・