「劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」を見てきました
「劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」を見てきんてすよ。
内容は、まあテレビ版の総集編ですね。
新解釈とか新要素なんてほとんどなくて、久美子と高坂麗奈の二人に焦点を絞って他の部分はバッサリとカットしています。どれくらいバッサリかと言うと、映画だけ見た人だとサファイアという部員が誰か分からないレベル。
時間が短くなった分、全体的にテンポは良くなって爽快感が増えた感じです。
音はさすがに劇場の方がいいですね。
演奏は当然ですが、久美子のぼそりとつぶやく本音がすとんと耳に入る感じ。
テレビだと聞き逃して巻き戻したりしちゃってたからなぁ・・・
いかにも青春的な、自意識と他人からの評価の齟齬に敏感になったり、自分は他の人と違うというアピールしてみたり、小さな活動範囲の中で息苦しさを感じながらもそこから抜け出すことを思いつけなかったり、大人になった後になって思い返してみると恥ずかしくなるようなエピソードが満載でいいですね。
青春時代が恥ずかしくてあまり思い出したくないという人にこそお勧めです。
ただテレビだと、関西では高坂さんの愛の告白からの「特別になりたい」と、ヒキ谷君のマジ泣きしながらの「本物がほしい」という青春アニメ史上二大恥ずかしいセリフを同じ週にやって相乗効果が凄かったので、その分劇場版では効果が半減という感じ。
後は女の子のちょっとフェチ的な仕草や翻るスカートを大画面で楽しみたいという人にもお勧め。
高坂さんが思い切り腹を立てて、叫びながら太腿をぺちぺち連打するシーンはとてもいいと思います。