kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

突撃となりのFタイプ(2016年40個目)

1/35 プラッツ 三号突撃砲F型

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はい、プラッツによるアニメパッケージの詐欺キットですね。
説明書の通り組み立ててもパッケージのようになることはありません。


正直プラッツのキットは極力購入したくなかったのでタミヤのG型を買っていたのですが、このシリーズが半額で投げ売りされているところに遭遇して、パーツ取り用に購入していたのです。
タミヤのG型の場合、普通に組む分には問題ないけどアニメ風にするには砲塔上部を丸ごと作り直す必要があります。プラッツのF型の場合、普通に組むのも苦労する上に細部を徹底的に改修しないとアニメのようにはなりません。タミヤのG型にプラッツのF型の砲塔を乗せられれば一番楽なんですが、車幅が全然違うのでそのままでは乗せられないんですよね。


色々考えた末にG型はアニメの二期で継続高校が使うだろうから取っておいて、プラッツのを苦労して組み立てることにしました。

 

このキットで一番悪い所は、何といっても説明書です。
イラストが小さくて見にくい上に、L型のパーツをわざわざ直線に見える角度から書くとか、矢印の先端とパーツのとの距離が離れすぎていて矢印として機能していないとか、あらゆる場所がいちいち分かりづらいです。
ガールズ&パァンツァー仕様ということで、あちこちにキャラのイラストが台詞つきで挿入されていますが、そんなことする前にもっとやるべきことがあるだろうという感じです。
これは戦車の構造によほど詳しい人でないと理解出来ないでしょう。
私はタミヤのG型の説明書で各部の形状の確認をしながら作業しました・・・

アニメの状態を再現するには不要なパーツの取り付けまでどうどうと指示してあり、もう何が何やら・・・

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キットとアニメとの相違点ですが、いちいち書いてたらいつまでたっても終わらないので、気になる人はアハトゥンク・ガールズ&パンツァーを買ってじっくり見比べて絶望してください。
ハッチと取っ手の類はすべて疑った方がいいです。
最低限後部のエンジンカバーの方向変更と、キャタピラカバーの表面をすべすべ加工はした方がいいでしょう。


ガールズ&パンツァー仕様に改造しなけりゃ楽かというと、普通に組み立てるだけでもパーツの切り貼りが出来る人でないと無理です。カットソーやラインチゼルや目立てやすりなんかでパーツを切断加工したことがないという人には厳しいです。

 

キャタピラはゴム製ですが、二年前に組んだ同じプラッツのポルシェティーガーのゴムキャタピラが未だ健在なので、タミヤ同様に経年劣化には強いようです。ファインモールドみたいに一年で風化ということはないでしょう。
まあ実際どうなるかは時間がたたないと分かりませんが・・・

 

塗装はジャーマングレーを缶スプレーで一気に吹いて楽しようと思っていたのですが、実際やってみるとアニメよりかなり暗い感じになってしまったので、
アクリジョンでジャーマングレーとニュートラルグレーを1:1で混色しました。エアブラシ用薄め液は例によって10:4です。
アニメだと太陽の下で動いていることが多いせいか、けっこう明るめの印象なんですよね。

 

そろそろ劇場版のBDが届く頃ですが、アハトゥンク・ガールズ&パンツァー2の発売も決まったようで、いろいろ捗りそうです。