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kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

水木しげる著「ねぼけ人生」を読んで

kindleの日替わりセールになってた時に購入していたのをようやく読了。

 

水木さんの幼少期から有名になって忙しくなった頃までを綴ったエッセイですが、いやはやタイトルに反して凄い壮絶な人生ですね。

どこら辺が壮絶かというと、とにかく人が死にます。
ラバウルに出兵してた頃は戦場の話なので仕方ないかもしれませんが、幼少期に地元で遊んでても同年代の子がごろごろ死んでるし、戦後も知り合いが餓死したりしてるし。

 

そんな出来事を当たり前のように飄々と書かれてますが、その時代では当たり前のことだったという事実に戦争知らない世代の私なんかは打ちのめされちゃいます。
まさに事実は小説より奇なり、の世界ですね。

 

今じゃ子供が死んだりすると、下手すりゃ全国区のニュースで報道されちゃいますが、半世紀も前の日本じゃ子供が死ぬことなんて当たり前。
死体が海に浮いてても警察の捜査なんてしなかった時代ですし、私が子供の頃ですらむしゃくしゃした時に近くの子供を殴りとばすのが教育だと主張する大人は珍しくありませんでした。
子供の人権なんてものがそれなりに認められてきたのはバブルが終わった頃からですので、昔に比べて最近の社会は子供にやさしくないなんてなんて主張する人を見るとお前はどこの世界から来たんだと思います。

 

貧乏に関する感覚も同じ感じですね。
水木さんが経験した貧乏に比べると、今の貧困問題なんてなんのこっちゃという感じです。
私の子供の頃の感覚でも、今の貧困なんて言ってる人達は割と裕福な暮らしをしているようにしか見えませんからね・・・

私だって携帯電話やインターネットのない頃から今までけっこう激動の時代を生きてきたつもりですが、水木さんから見たらさぞかし平坦な人生に見えるんだろうなぁ・・・

 

ふと思ったんですが、水木しげるロードって凄いポケストップになってそう。

妖怪の銅像からポケモンが出現する・・・凄い時代になってるんだけどなぁ・・・