kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

西尾維新著「悲報伝」を読んで

悲鳴伝から作者の好き勝手にやっていたこのシリーズですが、ここで悲しいお知らせです。

 

方針になんらかの方向転換があったのか、作者の性癖全快な展開から露骨なサービスシーンの乱舞へ切り替わっています。


つまり、裸祭りです。

女子中学生や女子高生が太平洋を全裸で泳いだり、野外を全裸で疾走したり、全裸で温泉に入ったり・・・
海を見ても大地を見ても全裸の大安売りです。

 

反面、作者の大好きな幼女成分は息を潜め、13歳の女装少年もついにふりふりドレスから普通の格好に着替えました。

これはあまりに作者の趣味全開ではアニメ化の時に厳しいというか、この巻が化物語でいうところの「なでこスネーク」的な位置づけなのだと考察いたします。
つまり一般の人にも分かりやすいエロですよ。

他では見られない展開に食いついてきた視聴者を、ここでがっつりと引きとめるのです。

 

もう作者の頭の中ではBD特典に付けるキャラクターコメンタリをどの組み合わせにするかまで考えているに違いありません。

資本主義の世の中とは言え、このような路線変更はまさに悲報と言えましょう・・・