kindle沼日記

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改良案

まだまだ暑い日が続き、もういっそ台風でも来いよという心境の今日この頃。

 

何所かで見たようなシーンの連続で、もうこの監督は完全に出涸らし状態なんだなと思えたシン・ゴジラは個人的に残念な映画だったのですが、どうすれば面白くなるのかという話が友人と盛り上がったので、備忘録的に書いておきます。

 

まずアレはないだろうと思ったのが、薬の経口摂取とアメリカの核攻撃決定。
アレだけ謎の生物の口が、普通に口として機能しているなんてあの時点で確証なんてないですよね。
空爆が結構効いていたのに、このままだと空を飛んだり分裂して増えるかもしれないという妄想だけで他国の領土を核攻撃というのも、無理やり感あり過ぎてついていけません。
たった一匹の怪獣が東京の一部をちょろっと壊しただけじゃないですか。
アメリカなんて自称イスラム国が一都市を占拠しても空爆程度の反撃なのに、核攻撃とか冷静に考えてそんな決断するわけ無いでしょ、あれで納得できるとかどんだけ被害妄想が強いんだよって感じです。

 

そんな訳なので、空爆シーンまではそのままでいいことにしましょう。

 

空爆で血まみれになったゴジラが地響きを立てて崩れ落ち人々の歓声が沸き起こるが、その歓声が収まる前に土煙の中から15匹に分裂したゴジラが出現(30匹だと多過ぎるので昭和シリーズに準じて・・・)。
そのうちのヘドラっぽい奴が空を飛んで(例の飛行ポーズ)爆撃機を全滅させ、そのまま爆撃機の飛んできた方(太平洋方面)へ飛び去る。


「おい、このままだとアメリカまで飛んじゃうんじゃないか」

 

アメリカ軍が慌てて迎撃態勢を整えるも歯が立たず、最後は核ミサイルで攻撃。
近くにいた豪華客船に死の灰が降り注ぐ。その中にはアメリカの議員も・・・

 

「酷い、第五福竜丸どころの騒ぎじゃないぞ・・・」

 

東京に残ったゴジラ達は互いに争いながら暴れまわり、辺り一面焼け野原に。

(都庁跡地からゴジラ以外は障害物なしで海が見渡せるくらいの状況)
画面を埋め尽くす被害状況の報道。
やがて争いの中一匹一匹と力尽きて倒れていくゴジラ

最後の一匹が他のゴジラの身体を貪り巨大化していく。

 

ゴジラゴジラを食べている・・・」(捕食しているシルエットを背景に例のBGM)

 

焼け焦げて更地になった大地の中央で、再生の為に一時活動休止状態になるゴジラ
それを見て首相が国連ゴジラへの核攻撃を要請。


「例え東京が滅びても、日本が滅びる訳じゃない。だがゴジラを放置しておけば世界が滅びる」


核攻撃の決定がされた中、都民の避難で協力する米軍と自衛隊

独断でヤシオリ作戦を決行する愚連隊化した巨災対。

作戦開始の直前に、首相がスーツケースひとつを持って巨災対に現れる。

 

スーツケースを掲げて、

「これが核ミサイルの発射ボタンだ。君達が失敗すれば私はすかさずこのボタンを押す」
「それじゃあなたまで巻き添えに・・・」
「後継者は選んできた(私が死んでも変わりがいるもの)」


この後ヤシオリ作戦を発動して、いろいろピンチを迎えつつゴジラ冷凍。
核攻撃は回避されてハッピーエンド。

 

これならゴジラを核攻撃することの必要性も分かるし、経口摂取してることも確認できるので、東京核攻撃指令からヤシオリ作戦の流れも納得できると思うのですよね。
もうアレンジだけで新しいものを作れない監督の為に、私もどこかで見たようなシーンで対抗しました。
これくらいやってくれたなら評価出来たのになぁ・・・