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kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

西尾維新著「撫物語」を読んで

これはよいですね、「業物語」より作者のやる気がUPしてる感じ。

 

物語シリーズのファイナルシーズンが完結して、「愚物語」から始まった蛇足シーズンですが、今まではアララギハーレムの中から三人ずつ短編が収録されているせいか中途半端な印象でしたが、今回は撫子の話だけをじっくりたっぷり書いてます。
キャラがぶれることに定評のある撫子をメインに、キャラがぶれるというキャラ作りをしている余接がサブ、そこにキャラ設定までぶれている忍野扇がちょっかいを出すというキャラぶれ物語なのです。
むしろ本編よりアニメのコメンタリでキャラが確立したんじゃないかという連中ですが、これがアニメ化されたらコメンタリがどうなるかと思うとかなりヤバイですね。
西尾維新のことだから本編書きあげると同時に趣味でコメンタリ用の脚本に着手している筈ですが、月火ちゃんと忍野忍とかキャスティングされてそうで怖いです。
月火が撫子の行動を賢い自分ならこうすると無茶苦茶批判しつつ自分を褒めたたえ、忍が余接の行動を有能な自分ならこうすると辛辣に駄目だししながら自分のことを持ち上げるコメンタリになりそうですね。
そんなことを想像しちゃうほど、この物語はノリノリです。


そうそう、物語シリーズってこんな感じでしたよ。


愚物語」のせいですっかり悪いイメージが付いてしまいましたが、「愚物語」でシリーズを追うのを辞めたという人にこそお勧めしたい一冊です。
後書きでは次のガハラさんの話で終わり的なことを言っていますが、どうせそんなことにはならないでしょう。

最終巻は迷子の神様が台詞を噛みまくる神物語になると予想しています。

「噛みました」ならぬ「神は居た」的な話ですね。