kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

西尾維新著「非録伝」を読んで

悲痛伝から長々と、ひたすら長々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々と続いた物語がようやく終わりました。

やっと終ってくれました。

 

一巻目に当たる悲鳴伝は次から次へととんでもない展開で物語が進行して、一冊なのに1クールのアニメじゃ尺が足りないよというジェットコースターのような勢いに圧倒されたものです。

悲痛伝から始まる四国ゲーム編は五冊もある訳ですが、まともな脚本なら1クールでも尺が余りそうな話を、延々と・・・延々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々と引き延ばし続けたお話でした。
一瞬の判断についての説明に十数頁を費やし、一段落で表現可能な出来事に一章を消費し、一冊で書き切れる事件に五冊も浪費した訳です。

 

この巻の内容はと言うと、怪獣が出てきて延々会議のシーンを流す映画から怪獣の登場シーンをごっそり削った感じ。
会議のシーンが大好きで、だらだら話してるだけで事件が終わってしまうのがたまらないという人にはお勧めです。

 

ただこの巻にも唯一良い所があって、これで四国編が終わるということですね。
物語シリーズの蛇足シーズンも撫物語で化けた訳ですし、こちらも悲亡伝で化けてくれることを期待しています。