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kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

森橋ビンゴ著「この恋と、その未来。6 -三年目 そして」を読んで

一時期は前巻で打ち切りという話だったのが、無事最終巻が刊行。

 

いやはや、ありがたいことです。

物語には旬というか継続性がありますので、何年も経ってから完結編とか出されても以前ほどの情熱は抱けないことが多いですからね・・・

最終巻まで読んだのでぶっちゃけますが、私はビンゴさんのファンではあるものの恋愛主体のお話には興味がなく、また作品のテーマの一つでもある性同一性障害にもほとんど関心がないので、このシリーズは脇役のキャラと広島ネタと他シリーズ登場人物のその後が楽しみでした。

 

私が中高生だった頃はいろいろと教育現場が荒れていた時代でした。

ツッパリと呼ばれた不良達は決められたレールなんかに従わないと言いつつ、そり込みに短ラン・ボンタンと言う似通った格好で群れていたのですよ。

あまりにも無個性かつ集団的で、その格好も決められたレールの一つなのではないかと大いに首を捻ったものでした。

 

前巻までの未来君の性に対する拘りも、女というレールから男というレールへ乗り換えようとしているだけで、主張はご立派だけど個性と主張するには画一的だなというのもイマイチ乗り切れなかった理由。

逆に主人公の方はというと、間近に容姿の整った異性がいればあの年頃なら意識するなと言う方が無理だし、それを恋とか言われても。

さらに自分を貫く為に周りの迷惑を顧みない未来と、優柔不断になって周りを傷つける主人公では、割れ鍋に綴じ蓋でどちらも応援しがたいですからね・・・

 

好きだの嫌いだの、付き合い始めただの別れただのと言っても、そんなこととは関係なく淡々と日常生活が続いていく感じはビンゴさん的でよかったです。

 

後は物語の落とし所をどうするかも興味はあったのですが、最後に凄い変化球を投げてきたな!!
この主人公の家族関係、このままいくとむっちゃドロドロしてややこしくなりそうなんですが・・・

 

ビンゴさんはもうライトノベルは書かないと言ってますが、ポンちゃんとか和田みたいなキャラはこれからも書いてほしいです。