33年の時を経て(2017年16個目)
今週のお題「何して遊んだ?」
私はガンプラブーム直撃世代ではあるのですが、そもそもガンプラブーム以前から戦車のプラモとか作っていた筋金入りでした。
ガンプラもちょこちょこ作ってはいましたが、本格的に作り始めたのはMSVからですね。
なにせブームのせいでガンプラ自体が入手困難でしたから・・・
どれくらいプラモに情熱を注いできたかというと、当時バンダイが販促で出していた「模型情報」という冊子を毎月しっかりと買い集めていたくらいです。
封筒みたいな縦型サイズで10頁程度の冊子でしたが、毎月楽しみにしていたものです。
何故そんなにプラモに熱中していたかというと、作る楽しみというのも確かにあるのですが、プラモ自体の進化にもわくわくしていたからです。
特にバンダイのプラモの進化は凄かったんですよ。
当時のガンプラでも初期にでた1/144ザクと後期に出た1/144旧ザクでは大違いでした。
おかげで旧ザクを改造してザクにするというのが流行ったくらいです。
1/100のトラッド11のインパクトときたら!!
他社のようにホワイトパッケージで見かけだけ戦車プラモっぽくするだけではなく、各所に施された精密なディテールはまさにスケールモデルのようでした。
パーツの精度も高くて、あの時点でバンダイは技術面でタミヤに肩を並べていたと思います。
当然、私はザブングルのプラモシリーズに熱中しました。
模型情報に乗る発売情報もしっかりチェックして、いち早く新製品を手に入れたものでした。
そんな小学生だった私が、信じられないような現実に打ちのめされたのはそれから少し後のことです。
なんと、発売予定だったプラモが発売されないことになってしまったのです。
1/100ウォーカーギャリア、1/144ドラン・タイプ、1/48レッグ・タイプ・・・
特にウォーカーギャリアなんて後半の主人公機ですよ。
もう訳が分かりません・・・
大人は嘘をつくし、雑誌発表なんて信じられない・・・大人への不信感が大きく植え付けられた事件でした。
私のメディアの発表を鵜呑みにしないという姿勢は、今にして思うとこれが原因だったのです。
その後、何十年の時を経て、ブラン・タイプは超合金魂のおまけとして、1/100ウォーカーギャリアはRRRシリーズで販売されることになりました。
そしてこの度、33年の時を経てようやく1/48レッグ・タイプのプラモも発売されることになったのです。
1/48のレッグタイプ
これで放送当時商品化の予定があったものはすべて商品化されたことになるのでしょうか。
欲を言えば同スケールのフィギュアも付けてほしかったところです。
バンダイ スーパーミニプラ ウォーカーギャリアセット
この時代にウォーカーギャリアの新製品が出るのは嬉しくはあるのですが・・・
白化しやすくてやすりがけしにくい柔らかプラを使用していたり、手に入れにくい流通形態だったりと手放しでは喜べない微妙な気分。
所詮はミニプラという食玩カテゴリーの商品でしかないんですよね。
ガンプラと同じつもりで手を出すのは要注意です。
ただザブングルの時のブラインド状態と違って、今回は色が選べるのはありがたいです。
赤と緑を一セットずつ購入して、クラブタイプは赤、レッグタイプは緑を組立。
ザブングルの時と同じく大箱を一個とカウントすることにして、今年16個目です。
残ったのは時間が出来た時に全塗装で仕上げる予定・・・
バンダイはいろんな事業部から似たような商品を出しては、どれもシリーズとして完走せず中途半端なところで終わるという印象があります。
ユーザーとしてはもう少し事業部ごとに住み分けて、一つのシリーズに注力してほしいですね。
住み分けた結果が今の状態だと言われればどうしようもないですが・・・