完全敗北
私は潔癖症気味なので、レジでお釣りを渡される時に手を添えられるのかがあまり好きではないのですよ。
硬貨ってあまり衛生的じゃないですし、それをよく触る手で触られるのはちょっと抵抗あるじゃないですか。
いろいろ試してみた結果、視線誘導である程度は店員の行動を制御出来るようになりました。
つまり相手の顔でなく自分の手を見た方が、お釣りを渡す時に相手がこちらの手を握る確率が減るのです。
こちらが相手を見ないことで、相手もこちらの手の平に集中できて、手を添えなくてもお釣りを渡しやすくなるというカラクリです。
詳しくは過去記事で・・・
でもそれはあくまで減るだけであって、ごく少数ながら手を握ってくる店員さんはいるんですよね。
それについては半ばあきらめ気味だったんですが、今年になってから何か新しいことをしようと考えた時にふと閃いたのです。
お釣りを受け取る時、手のひらを台の上すれすれに置いたらいいのではないかと・・・
相手の手を入れる物理的なスペースが無ければ、手を握られることは出来ないでしょう。
レジの台がある程度高くないと駄目ですが、手を握られるかどうかどうかなんだ、やってみる価値はありますぜ!
結論から先に言うと、駄目です。
そもそも絶対に手を握ってくる店員と、高めのレジという二つの要素があるので試行回数が少ないことは認めますが、その少ない体験からあえてやる価値はないと断言します。
私が試したのは三回だけですが、完敗でした。
こちらの手がレジすれすれにあることを確認すると、初めは皆凄く動揺します。
どう行動すべきか、判断に迷って一瞬硬直するんですね。
それでもレジとこちらの手の間に強引に手を滑り込ませる人、一人。
何故かこちらの手に覆いかぶせるように手を置いて、その間にお釣りを挟み込むように置くのが一人。
そして・・・
こちらの手首をむんずとつかんでいい位置まで引き上げてから、何事もなくいつもみたいに手を添えてお釣りを渡すのが一人・・・
相手との接触を減らす為の工夫がまるで役に立たないどころか、むしろ逆効果です。
手首を掴まれて引き上げられた時なんて、私、ちょっと泣きそうになりました・・・
どうやら私は感違いをしていたようです。
お釣りを渡す時に手を添えるというのはお釣りを落とさない為の工夫であり、お釣りを落とさない状況を作り出すことで避けられるものだと考えていたのです。
でも一部の店員さんにとっては、そうしたいからそうしているだけなのですね・・・
そんな訳で視線誘導でなんともならない店員さんに対しては、変な工夫なんてせず、されるがままにしておいた方がお互いの為にいいようです・・・