「ダンケルク IMAX」を見てきました
ダンケルクと言えば皆さんご存知の通りイギリスの英雄・戦車を素手で殴り倒したという逸話のある鉄拳ダンケルク提督のことである、なんてことなら痛快娯楽劇として楽しめたかもしれません・・・・・・
実際には第二次大戦中にドイツの電撃戦で押し込まれた英仏の軍隊が、フランスのダンケルクという街から撤退するというしょっぱいお話なので、爽快感とか期待して見に行くものではありません。
負け戦なので、全体的に苦くて後味の悪いお話です。
それを踏まえて感想を言うなら、私は楽しめました。
IMAXの効果は抜群で、銃撃とか砲弾とかエンジンの音が凄く臨場感を感じるんですよ。
かなりやばいです。
飛行機のパイロットと船の船長と船長と陸軍の兵士でそれぞれ時勢をバラバラに進むので、過去と現在が無駄に入り混じってややこしいストーリーになってます。
あれ、飛行機と船は同じ時間軸で展開出来たんじゃないかな・・・・・・
後はなんだかんだで結構イギリス軍が美化されています。
スピットファイア活躍しすぎですが、そこはガールズ&パンツァーを見て戦車はそんなに早く走らないと突っ込むくらいに野暮ですね。
映画を作った時期的に、イギリスはヨーロッパの為にこんなに頑張ってるのに誰にも感謝されないという恨み節がこもっている気がします。
イギリスファーストというセリフには思わず笑ってしまいました。
映画だとイギリス軍頑張ったという感じですが、あの撤退戦が成功したのはドイツ軍がそれほど本気出さなかったからという話もありますからね・・・・・・
色々とツッコミどころも多いですが、戦記物が好きでハッピーエンドに拘らない人なら十分楽しめると思います。
たまにはこーゆーのもいいですね。