「ペンギン・ハイウェイ」を読んで

セールからピックアップ。

 kindleのセールは「有頂天家族」で京、「鹿男あをによし」で奈良ときたので、担当スタッフがさだまさしの「 昨日・京・奈良・飛鳥・明後日。」をモチーフにしていると推測していた訳です。

推理小説風に言うなら「kindle昨日京奈良飛鳥明後日セール事件」ですね。

だから今回のセールは飛鳥ネタが来ると推理してたら、ペンギンですよ、飛鳥どころかまるで飛べない鳥じゃないですか！

騙されたっ、kindleのセールに騙された！！

内容的にはちょっとブラッドベリ風味で、ファンタジーというよりジュブナイルという表現を使いたくなります。

年上のお姉さんに憧れる小学生男子、いいですね。

読んでると小学生の頃を思い出していろいろ懐かしくなりますが、特に本好きなら共感できるところが多くなると思います。

 小学生が生き生きしてるのもいいですが、お姉さんを初めとして大人達がきちんと大人らしく子供達と接しているのもいいですね。子供の頃の私がこれ読んだら、現実とのギャップに絶望するぐらい理想的な世界です。特に主人公のお父さんが教える問題解決の三か条は素晴らしい！

池上彰先生も国民に政治を学ばせるなんて青い鳥追いかけてないで、こういう本当に役に立つことを基礎から教えていけばいいのに・・・

この三か条を読むだけでも十分価値がある一冊です。

そしてもうひとつ重要なのがおっぱい！

うむ、小学生ながらおっぱいの重要性を知っている主人公はきっと将来大成することでしょう。

まあ携帯電話の存在しない時代の小学生なので、今頃は私くらいのおっさんになっている訳ですが・・・