「ビブリア古書堂の事件手帖」がkindleに
ついにメディアワークス文庫がkindleに来ましたね。
この本が人気だと聞いたときは正直耳を疑いました。
だって内容は地味だし、そもそもMW文庫なんて置いてる本屋が少ないのです。
町の本屋さんが仕入れるようなレーベルじゃありません。
そこそこ大きな書店でもよほど文庫に力を入れてないと扱っていないでしょう。
それが人気になるんだから、もう本屋はいらないんじゃないかな・・・
ちなみにドラマ化のおかげか、今はこのシリーズだけ入荷してる本屋多いですね。
私はもともと三上延さんのファンなので、彼の本がkindle化されるのは素直にありがたいです。
値段が紙の本と同じで、しかも既刊3巻のみで新刊は出さないという出版社のやる気の無さが透けて見えるような状態でも・・・
でも実はまだ購入していなかったりします。
私の出版社への不信感は大半が角川によって刷り込まれているので、 MW文庫は角川系ではマシなレーベルとは言うもののちょっと躊躇してます。
電子書籍が売れないから新刊出さないと言われても、信用できないメーカーの商品なんてほいほい買えません。
もう少し様子見てみます・・・
まだ読んでない人に念のため、内容は地味だけど面白いですよ。
古本屋のお仕事が本好きの興味をそそるというのもありますが、主人公は何処にでもいそうな真面目で朴訥な田舎青年ながら真剣に世間と向き合っていて、丁寧で誠実な話の進め方がいかにも三上延さん的で心地よいです。
それだけにドラマのあれは残念な感じですね・・・