kindle沼日記

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一票の格差問題について思うこと

去年の衆院選での一票の格差問題、大阪高裁では選挙は有効との判決でちょっと残念・・・

多数決は民主主義の根幹なので、きちんと見直して欲しいですね。きちんと選挙しての衆愚政治ならまだ諦められますが、今みたいに違憲状態だと悔やんでも悔やみきれないですし。

 

でも日本は民主主義の制度としてはアレなんですが、駄目な政治屋を引き摺り下ろす運用面はとても発達してて、私はいつも不思議なんですよね。あれは駄目な人に続けさせないというメリットがある反面、長期的な視野を持った大きな改革が出来ないというデメリットがあるのであまり嬉しくない気分です。そんなこと続けてるとインパクトのあるだけの政策をぶち上げてやり逃げしようとする政治屋が出てくるし、何故か役職を辞めた段階ですべての失敗が許されるみたいな風潮も大嫌いです。

首相は辞めたけど何故辞めさせられたのか分かっていないとしか思えない元首相や元大臣が何人もいるというか、元首相ってそんな人しか居ないじゃないですか・・・

 

日本では首相が何人も道半ばに辞めさせられてますが、あれは政治的にはどういうメカニズムなんでしょうか?

政党間の足の引っ張り合いで不信任投票されるのは分かりやすいんですが、そうじゃない場合も結局は政党内での足の引っ張りあいなだけの気がするんですよね。それって民意が反映されてるというのとはちょっと違うと思うんですよ。政治屋達もいろいろ世論とか支持者の意見を聞いて行動してるのかもしれませんが、きちんと多数決を取ってる訳でもないので意味がないと思います。民意を言い訳に政治ごっこしてるだけですよね。

個人的に民主主義での民意は選挙で示されるべきであって、政治家は基本的に選挙の公約を守ることが仕事であるべきだと考えてます。今みたいになんとなく足を引っ張って引き摺り下ろす運用でなく、公約違反をしたら即座に選挙をやり直すシステムを導入して欲しいくらいです。政治家は選挙結果以外の民意なんて気にしなくていいとすら思います。

結局今の日本は民主主義じゃなくて、政治屋による利権団体の御用聞き主義なのかなって感じですね。利権団体がいわゆる聖域で守られているから、資本主義ですらないですよね・・・