「GODZILLA」を見てきました

「GODZILLA」を見てきました。

はたしてハリウッドに怪獣映画がつくれるのか、同じハリウッド製の「パシフィック・リム」では怪獣がやたらスピーディーに動くせいであまり巨大感がなかったので心配だったのです。幸いそれは杞憂に終わりました。「GODZILLA」は素晴らしい怪獣映画でしたよ。

ただあくまで怪獣映画ですので、ストーリーの方はあまり期待しない方がいいです。

今回のゴジラ、初代のような破壊の権化ではなくて、他の怪獣と戦う正義の味方なんですよ。ええ、日本でもさんざん作られたあのパターンです。人気作なので続編は作りたいけどあまりネガティブなものを作り続けて会社のイメージが悪くなっては困るという製作側と、ゴジラはホントは僕達の味方なんだよというストックホルム症候群に陥った子供達、二つの思惑が合致して破壊王ゴジラが正義の味方になったのは皆の記憶にまだ残っているでしょう。

ただ今回のゴジラ、人間の味方をする確固たる理由がないまま、結果的にその行動が人を助けているので、その辺がなんとなくご都合主義に見えるんですよね。

スクールバスへの流れ弾をゴジラがたまたま遮ったり、逃げ遅れた人の為にビル崩壊時のガレキの雪崩を避けずに受けきったり、いや、もうきっぱりとご都合主義なんです。他にも空母と並んで泳いでたりしますし・・・もう片方の怪獣が見境なく人類に攻撃してくるので余計にそう見えます。もうゴジラが人間と意思疎通してくれた方が自然に思えるくらい。

でもゴジラがかっこよかったから全て許せます。特に泳いでるゴジラの背びれがいいですね。しびれます。

ゴジラが正義の味方になるのも、続編のこと考えると仕方ないですよね。ぶっちゃけ出すつもりなんでしょ、アベンジャーズに。

見たい、初めはハルクと敵対して大暴れして、最後は共闘するゴジラ。自称神をぺちゃんこに踏み潰すゴジラ。もう絶対に見たいので、アベンジャーズの続編を心待ちにしています。