「この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- 」を読んで
「この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- 」を読んだのです。
さてファミ通文庫のビンゴさんの新シリーズの二巻目なんですが、これは困りましたぞ・・・
私は基本的に恋愛メインのお話を好まないのですが、ビンゴさんは主人公の動向を丁寧に描写されるのでするすると読めます。面白いか面白くないかというと、面白い。
でも何というか、ビルドファイターズのラルさん的にいうと「尻がむず痒い」のです。
青い、四十代のおっさんには青すぎる・・・
しかも「一年目」の「夏秋」ですよ。これひょっとして三年目まで続くの?
いや、嫌なら読まなきゃいいんですよ、それで問題は解決です。
でもそれほど嫌じゃないというか、学生生活的な部分は正直面白いのです。
特に私は広島で生活していたことがあるので、作中の広島弁の学生達というのは懐かしくもあります。
まあ最終的には私の周りの連中、皆関西弁が移って変な広島弁になってましたけどね。「ぶち」と言わずに「めっちゃ」て言うようになっちゃってましたけどね。
関西人なんて私含めて三人しかいなくて、しかも私は共通語話してたにも関わらず・・・まあ広島弁なんてその程度の方言なので、方言のグローバル化が進めば消えていくかと思われます。その時にはこの本も資料的な価値が出てくるんだろうなぁ・・・
ちなみに関西出身の私が共通語を話すのは、広島で私の河内弁を怖がって泣き出す人が続出したからです。いや、ホントにこっちは普通に喋ってるつもりが、だんだん顔が曇って来て最後には泣き出すんですよ。
なんだか様子がおかしいから、「なんやわれ、ええかげんにさらせや(ちょっとあなた、ふざけてるんですか?)」と言っただけなのに・・・
この本読んで広島弁って怖いなぁと思った人がいるかもしれませんが、そんなんじゃ河内には来れないですよ?