kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

データの保持

今週のお題「私がブログを始めたきっかけ」

 

私はもともと文章を書くのは苦にならないタイプで、さらに自分の文章が大好きというナルシストなのです。


なら日記帳でも書いとけよという話ですが、意外と手元に残しておくだけってのは後に残らないんですよね。紙媒体は増えてくると邪魔だし、電子媒体も常に壊れる可能性があるし、そもそも長期的に見ると規格が変わった時にダメージがでかいんですよ。

私が学生時代に書院で書いてた頃の文書なんて、フロッピー残ってても読み取れないですから。

今の若い人には書院なんて言っても分からないですよね。
二十一世紀になる少し前、まだパソコン一式を揃えるのに百万円くらいかかった時代がありました。当時のパソコンはそれだけお金をかけても、ろくな日本語変換も出来ないという文章書きにはガラクタな代物でした。
だから当時はワープロという日本語入力に特化した機械で文章を書いていたんですよ。
こちらは二十万程度で一式揃えることが出来て、日本語変換もそれなりでした。


シャープの書院はその中でも学習変換が可能なすぐれものだったんです。
ユーザーが「たんご」を「単語」と変換すると、次からは「た」と入力するだけで「単語」と変換出来たんですよ。今の予測変換の走りですね。
当時のシャープはホントに目の付けどころがシャープで技術力もあったのです。
今みたいに必要ない機能をごてごてつけてユーザーに不快感しか与えないくせに高い金をふんだくるような会社じゃなかったんです。
学生時代の私は書院に毎日のように文章を打ち込み、卒業論文もそれで仕上げたものです。


でもやがてパソコンの高性能化と低価格化が進み、そのパソコンもDOSからWindowsへと変化し、フロッピーというメディアが消滅し、HDD接続もATAPIからシリアルATAへと移り変わっていきました。
その過程で当時の文章は失われてしまい、今じゃ手元にありません。

その点ブログは運営会社がデータ管理してくれるし、たまにバックアップしときゃいいかという気楽さが良いんですよね。


運営会社がいつまであるかという問題はありますが、少なくとも個人だけで管理しておくよりは安心です。
今は技術の進歩も緩やかになっていますが、それでもSDカードが40年後に残っているとは思えませんしね・・・