kindle沼日記

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今週のプリパラ

今週のプリパラは主人公の誕生日のお話でしたが、特別なエンディングに思わずじんわりするいい話でしたね。ああいう今までを振り返って的な演出は大好きです。

誕生日ネタは初めてな気がするので、去年の今頃は何をしていたのかと録画を漁ったら、忍者と戦ったり海産物を探しに行ったりしてました・・・

 

さて今回はめでたく?バカでもなく語尾でもなく怪盗の敵に認定された主人公ですが、何故に敵なのかというと彼女の持つ触媒としての性質に気づかれてしまったからですね。

かしこまという決め台詞を持ってはいるものの、他のキャラに比べるとどうしても特徴の少ない主人公ですが、それが他のキャラに埋もれず主人公を続けられた理由が、彼女の持つ触媒としての特質です。

彼女は基本的に他人を全肯定するんですよね。その上で、どうすればお互いにとってよい関係を築けるかというのを自然と考えて実行するのです。

ちょうど一年前の忍者回が象徴的でしたが、あの回はドロシーの家のもんじゃ焼き屋が商店街に開店して、主人公の家のパスタ屋とどちらが勝つかの勝負を挑まれました。ドロシーにとっては、商店街に来ている客を一人でも多く奪うことが勝利条件でした。今まで飲食店が一軒しかなかったのが一気に二倍になったのですから、店が生き残るには客を根こそぎ奪うしかなかった訳ですね。

ところが主人公はその勝負を通して商店街そのものの活性化を行い、商店街に来る客の数を倍増させることでどちらの店もやっていけるように誘導しました。勝負の根本的な原因を消滅させてしまったので、結局勝負は成立せずに終わったのです。

このように対立構造を根本から突き崩して、対立から協力へと流れを変えていくのが主人公の触媒としての特質です。その結果、ドレッシングパフェも校長もアルマゲドンもふわりも皆仲間になったし、あれだけの数がお誕生日に駆けつける訳です。今回も、本来なら友達との約束とプリパラとの予定がブッキングして思い悩む展開かと思えば、それ自体はあっさり両立させていましたからね。

自分のやりたいことと他の人がやりたいことを自然と一致させて対立そのものを無くしてしまうので、他者と対立して常にトップを目指すのが美学であるジーニアスから敵と認識されてしまったのですね。

ストーリーの構造が見えてきたことで一気に面白くなって来たわけですが・・・次回はあじみ先生のお話ですか・・・あの人はいろんな意味でクラッシャーだからなぁ・・・

そろそろジーニアスが語尾を嫌悪する訳とかも知りたいところというか、そもそもあじみ先生登場以前は語尾キャラなんてみれいしか居ない訳で、その辺に因縁があるのかどうかがずっと気になってるんですよね。オープニングだけ見てるとみれいが完全にヒロインポジションだし・・・