kindle沼日記

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2015年年忘れ毒吐き その一

今年も残すところ後5日。

新年を迎える前に、身体の中にくすぶっている毒を吐き出してさっぱりしておきたいと思ったのです。

 

まずは日本の人口問題。
前々から私は主張しているのですが、そもそも日本には少子化問題なんて存在していません。

前にも書いたことありますが、六十代一人・四十代二人・二十代四人という人口ピラミッドを維持しようとすると、二十年後には六十代二人・四十代四人・二十代八人、四〇年後には六十代四人・四十代八人・二十代十六人です。
単純に二十年ごとに倍になっちゃう訳で、少子化が起こらなければ今頃日本には三億人くらいの人がいる訳ですよ。そうなると住む場所は今の半分の面積で、混雑は今の倍。そんな日本に住みたいですか?
だから子供の生まれる割合に関しては何の問題もないんです。
じゃあ何が問題かというと、もう分かりましたよね?

 

そもそも何故人口が増えちゃったかというと、昔は医療技術も制度も未発達で子供がよく死んだんですよ。あまりによく死ぬから、生む側も死ぬ割合を考えて多めに生んでた訳です。
ところが医療や農業や物流が発達して、思ったより子供が死ななくなっちゃったので、死ぬはずだった人の分だけ人口が増えちゃったんですね。
私の祖父の代だと一人で十人くらい生んでたから、そりゃ大変に人口が膨れ上がったのです。
だから増えすぎた(死ななかった)連中を海外へ追い出す為にあの戦争を始めたんですね。
あの当時は日本だけでなく先進国中で人口が増えまくったので、互いに無茶苦茶殺し合ってようやくバランスが取れた訳です。


そんな訳で戦後世代の私の父の代だと三人位に減らしたんですが、それでもやっぱり多くて高度成長期時代という国内でのリソースの奪い合いの時代が起きちっゃたんです。空は排気ガスで曇って、川はヘドロで腐ってたゴミのような時代です。


そして私の世代になって二人くらいに減らして、ようやく公害の少ない奇麗な日本を取り戻したのです。

ですからね、子供が生まれなくなったのが問題じゃないんですよ。
昔たくさん生まれた子供が、今もたくさん生き残っていやがるのが問題なんです。今生き残ってる連中が、生まれた時の予想と同じくらいに死んでたら何の問題もなかったんですよ。
でも生き残っちゃったから、介護だ福祉だといろいろ問題が起きている訳です。


でもまあ後四十年もすれば私の世代も大半は死に絶えて、人口の推移も医療レベルに合わせてかなり理想的になっていると思いますので、若い人達はもう少し我慢してね・・・
一番損してるのは社会に出る寸前でバブルが弾けた私達の世代だと思うし・・・