kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

「デジモンアドベンチャー tri.」見てみました

皆さんは条件反射というものをご存じでしょうか?
パブロフの犬」という実験で有名な、犬に餌を与える前にベルを鳴らすことを続けると、ベルを鳴らす度に犬に餌を与えたくなるというやつですね。
私にもこの条件反射がありまして、ボレロを聞くだけで涙ぐんでしまうのです。

 

これはデジモンアドベンチャーボレロをBGMに使った回がことごとく感動的で、その度に大泣きしていたからです。その結果、ボレロを聞くだけでその場面が思い出されて涙ぐんでしまう訳ですね。

そのデジモンアドベンチャーが今さらながら続編が作られると聞いても、今さらだよなと思って特に興味もなかったのですが、CMでボレロが使われているのを聞いてしまっていてもたってもいられず早速プレイステーションストアでダウンロードすることにしたのです。
便利な世の中になったなぁ・・・

 

さてそんな「デジモンアドベンチャー tri.」の内容ですが、これデジモンアドベンチャー02が無かったことになってますね・・・
まあ02のラストってパートナーデジモンが居ない人は不幸だという、現実の我々からすると絶望的な結論で終わりやがりましたからね。デジモンクロスウォーズで時空が歪んだ影響でか、歴史が変わったのでしょう。

 

物語としてはまだプロローグなのでなんとも言えませんね。
ただ昔の太一って主人公としては理想的なキャラだったんですよ。
柔軟さと頑固さのバランスが良くて独りよがりにならず、周りを引きたてつつ引っ張っていくキャラだったんですよね。
あれだけ理想的なキャラは銀河漂流バイファムのロディ以来だと思います。


ただこれは他のキャラにとってよい事とは限らず、リーダー役の丈とライバル役のヤマトにとっては不幸なことでした。リーダーは太一で十分だし、基本的に素直で柔軟なのでライバルの必要もないんですね。特に光子朗とソラとタケルという強力な補佐役が太一にはついてるので、リーダーもライバルもやることないんです。
おかげで丈とヤマトは何度か方向転換した後にメンバーと別行動することになっちゃいましたから。
ミミも別行動での方向転換組ですが、あれは太一との相性以前に、物語が過酷になるにつれてトラブルメーカーとしての役割が消失したせいですね。

 

当時の反省を生かしてか、今回の太一はかなりデチューンされてますね。
ぶっちゃけすごくウジウジしています。
そのおかげでライバルポジションのヤマトにもけっこう見せ場があるんですが、ヤマト自身のメンド臭さも大幅にパワーアップしてて、太一とヤマトでとてもメンド臭いコンビになっちゃって・・・
逆に光子朗とソラの扱いやすさは健在というか、ちょっと扱いが雑になっている気も・・・
他にもエンジェモンが弱すぎたりとか、気にしだしたら気になるところは満載です。

 

まあ始まったばかりだし、生暖かく見守っていきましょう・・・