kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

kindle三周年

ふと気がつくとkindleも三周年ということで、電子書籍も順調に増えていて嬉しいかぎりですね。いろいろセールしているみたいですが、風の大陸が全巻セットで1459円だなんて・・・


そもそもこのブログを始めたきっかけのひとつが、初めたばかりで電子書籍も少なかったkindleに頑張ってもらいたいということでした。


当時は本の所蔵に限界を感じて自力でどんどん電子化していたのですが、これが馬鹿にならない時間と労力を食うんですね。とくに一番多く持ってる文庫が紙が貧弱なものが多くて、スキャナで紙送りのエラーが頻発するんですよ。
所蔵している本が二千冊を超えて、さらに最低でも十冊は購入しているような生活だと、全部を自力で電子化なんて無理だと千冊くらい電子化して悟り始めた頃でもありました。初めから電子書籍を売ってくれるなら、こんなにありがたいことはないのです。

でも国内のメーカー主導の電子書籍販売にはこれっぽっちも期待していませんでした。
何故なら何度も裏切られてきたからです。シャープのザウルスが流行っていた頃から、馬鹿げた値段や使いにくい形式で電子書籍を売り出しては、あっと言う間に撤退するのが日本メーカーのいつもの手口でした。
いつだって奴らは読者の都合なんてお構いなしなんですよ。

 

日本のメーカーがユーザーのことを考えないのはいつものことでもありました。
サンヨーやウィルコムのようにユーザーのことを考えて、ユーザーに利益をもたらすメーカーが日本ではまっ先に潰れるんですよ。つまり日本人って馬鹿なんです、それも信じられないくらい自分達に不利益になることしか選択しない大馬鹿なんです。

 

だから海外での実績があるkindleには期待していました。

海外の人がそんなに賢い訳じゃないですが、少なくとも日本よりはマシな判断しのすからね。ソニー任天堂も海外で認められたから一流企業になれたのです。日本でしか展開してなかったら、馬鹿な日本人に潰されてましたよ。


そして今のところkindleは期待以上の成果だと思います。

ただ日本の出版社の対応はまだまだですね。


まだ紙の本と同じデータを転用しているところが多く、電子書籍とは何かをきちんと考えていません。まあそれは出版社だけでなく、作家も含めて業界全体に言えることですが。

まずシリーズもののナンバリングはきちんとしてほしいですね。タイトルを途中で変えるなんてもっての外です。よくあるんですよ、「○○ 一巻」の後に「○○ 電子書籍版 二巻」とかタイトルに変な語句を入れちゃってソートしてもきちんと並ばないような奴が。
後は漫画で白紙のページとか黒一色のページを入れるのもやめていただきたい。特に見開きでそんなことされていると表示の不良かと思いますから。見開きで左右がずれていたり、きちんと繋がらないのも嫌ですね。

もっと竹本泉さんみたいに、電子書籍のこともきちんと考えてくれる作家さんが増えてほしいです。

 

kindle側に望むことは、フォルダ(コレクション)の階層化に対応してほしいです。
所持している本が三百冊を超えますと、読みたい本を探し出すのも一苦労なので・・・
それに作者名でフォルダを自動作成くらいはしてほしいですね。

 

後は、雑誌や画集を見る用にA4くらいの大きさの端末が欲しいです。

まだまだ改善点はいろいろありますが、kindleには今後も頑張ってほしいですね。

そして再販制度に守られている町の本屋はことごとく潰れてしまえ・・・