kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

手島史詞著「デスクトップアーミー 長靴をはいた猫王」を読んで

kindleのカタログでマオチャオを見つけたので購入

 

もちろん皆さんはマオチャオというのがコナミから出ていた武装神姫シリーズの第二弾で、ケモテック社が開発した猫型神姫の名前だというのはご存知ですね。

この本の表紙は当然マオチャオタイプの神姫だと思ったら、デスクトップアーミーのシルフィーシリーズだったという罠。


デスクトップアーミーについては知らない人も多いと思いますが、メガハウスという会社が販売する全長八センチ程度のトレーディングフィギュアです。

武装を組みかえるというコンセプトは神姫と同じなんですが、素体の可動はソフビ人形程度。

なによりパーツによって接合が緩かったリ硬かったりで、弄ってると何所かがポロリしてイマイチ遊びづらいんですよ・・・

私もBOXのセットで買いましたが、結局飾ってるのは一体だけですね・・・

 

そのデスクトップアーミーが何故にマオチャオと似ているのかというと、デザイナーが同じ人だからです。

そのデザイナーさんが表紙も挿絵も書いているので、尚更マオチャオ感が増すというものです。

イラストも多めで、マオチャオファンとしても嬉しいところ。

 

さて肝心の小説の方ですが、この手のお話としてはまあ堅実なラインという感じです。

人類が突然消滅した世界で、自我を持ったデスクトップアーミー達が独自の社会を築いて生活しているという設定。

試合形式の戦闘がメインで、弱小チームが友情と努力で勝利を目指すというホビー物の定番的なストーリー。

キャラの描写が多めで、何故人類が消滅したのかとかどうやってインフラを維持しているのかという設定部分はほぼスルー。

その辺は次巻以降に明かされるのでしょうか。

王道なお話が好きな方にはお勧めです。

もちろんマオチャオ好きなら買って損はないですよ!