森 博嗣著「青白く輝く月を見たか?」を読んで
呑気な博士と真面目なボディガードのお話の最新刊なのです。
人間の寿命は伸びて若返りも簡単に可能になった代わりに子供が生まれなくなったという、ちょっとデストピアちっくな未来のお話。
重要人物の一人として「すべてがFになる」の犯人ぽい人物が出てくるので、その人物が主役の「四季シリーズ」も読んでみたのですが、こちらのシリーズとはあまり関連なくてがっかり・・・
さて肝心の呑気な博士の方ですが、ヤバイです。
いつの間にかハーレム物の主人公みたいにモテモテです、人工知能とかに・・・
しかも博士の方も人工知能の一人?にぞっこんで、恋心とか抱いてます。
その人工知能の方は、博士のことを友達としか思っていないんですけどね・・・
こんな時にボディガードは何をしているのかというと、何もしていないという・・・
むしろ彼女も人工知能と仲良くなって、恋の相談とかしているっぽい・・・
おかげで人工知能の方が何かと二人をけしかけている有様です。
どうなってるの人類・・・ちょっと未来過ぎじゃないですかね・・・
一応ボディガードには自分が博士にとって特別な存在という自覚はあるようなのです。
だから人工知能の一人?が外を出歩く用に人間型のボディを所望した時に、自分の姿そっくりなボディにするのを許可する程です。
それで二人で博士に会いに行って、博士がドキドキするのを見て楽しんだりする訳です。
それでいて、博士とそれ以上の仲になれないという諦めも感じている模様。
部下以上、恋人未満という感じですね。
いざという時は命令無視してでも博士の側を離れない彼女ですが、それでも基本的に普段は仕事として博士に付き従っているだけなんですよね。
状況が変われば仕事の内容も変わってくるわけで、そうなった後にどうなるのか興味の尽きないところであります。
ああ、次巻が待ち遠しいですね・・・
終わったり始まったり2
台風一過の割には雨が降り止まず何か納得できない今日このごろ。
こんな日はおとなしく録画アニメを消化するに限ります。
終盤の実は異方存在がもう一人いたとか、最終回で突然登場する新キャラとか、正直言うと展開が急すぎてちょっと残念な感じ。
個人的にはヤハクイさんが急激に俗っぽくなったのが特に残念でした。
途中まではとてもよかったんですけどね。
ニクールあれば別の展開も期待できたのでしょうか・・・
アマゾンズ セカンドシーズン
救いがない・・・救いがなさすぎる・・・
アマゾンと人類の共存の為の試みはすべて裏目に出て、もうどうしようもないのは分かるのですが・・・
ある意味綺麗に話が終わっているし、続きがあっても救いがある展開が期待できないので、続きを期待すべきかどうか悩ましいところですね・・・
ナイツ&マジック
一部屋全部を未組立のプラモで埋めるSEとかありふれた主人公で大丈夫かと思ったら、そこからまさかの転生物・・・
ダンバインやエスカフローネのような異世界召喚もので良かったんじゃないかと思いつつ、せっかくのロボット物なので生暖かく見守っていきたいと思います。
世界の危機に何故か女の子だけが戦うというよくある感じのアレですね。
いきなりキャラがいっぱい出てきてついていけそうにないので多分パス・・・
恋愛系は興味ない上に少子化は人類にとっての福音だと考える私には受け入れられない内容ですが、ナレーションがキタエリということに何か引っかかるところを感じる・・・
とりあえず様子見。
内容的にはよくある話ですが、声優さんが豪華というか鳥三匹のキャストとか何考えてるの?
でも結局石田が黒幕なんでしょ?
気になるところが無いではないですが、関西だといわゆるMANPA枠なのでパス。
ギャグとシリアスのバランスが悪いというか、ギャグがギャグになっていないというか・・・
編集はギャグを指定したけど漫画家がシリアスしかかけなかったみたいな感じで笑えないのでパス。
ラブコメというか、ショートケーキのいちごだけを食べてる感じ。
いちごが好きな人にはたまらないのかもしれませんが、もうそれショートケーキじゃないから・・・ただのいちごだから・・・
という訳でラブコメの体をなしていないのでパス。
ノリのいいオープニングで始まったかと思えば、声優さんが馬鹿ばかりだ・・・
これは声優アニメとして見ていくしかないかもしれんね・・・
いつの日かと(2017年43個目)
Max Factory 1/72 コンバットアーマー ダグラム
グッスマのダグラムシリーズの第一弾ですが、ずっと積んでいたのをようやく作成。
いつの日かと恐れていたアイバンが発売される前にと手を出したのですが、間に合わなかったよ・・・
さて軍に正式採用された機体が一部無塗装の銀色なのはおかしいという訳で、今までのコンバットアーマーはグレーで塗っていたのですよ。
でもダグラムは反乱軍がこっそり作っていたのを完成間際に奪われたり奪い返したりしていた訳で、無地の部分があっても仕方ないですよね!
そう、仕方ないんです!!
だから今回はシルバーで塗装しました。
だって仕方ないでしょう・・・
キットとしては第一弾という割に後続のシリーズと大して差はありません。
ちょっとポリキャップが緩めで、関節が若干フニャフニャしているかなというくらい。
色分けは顔とか武器がかなり省略されてたりしますが、バンダイのHGUCでもよく見かける程度の省略具合です。
悪くはないですが、絶賛する程でもないという程々な感じ。
でも腕がガワラ曲げ出来たりと痒いところに手が届いている部分もあって、ファンなら買いですね。
終わったり始まったり
我が家では七月に入るまでクーラーは付けないことにしているのですが、七月になったからって急に蒸し暑くならなくてもいいのに・・・
春アニメが終わったり夏アニメが始まったりでいろいろと忙しくなりますね。
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?
見てはいたんですが、所詮長いタイトルでしか人目を引けないような作者が考えるのはこの程度のことなのかなというレベルを超えることなく終わりましたね・・・
えっ、そんなとこで終わるの・・・
悪くはなかったのですが、結局ベル君とヘスティア様の魅力を超えることは出来なかった印象。
次は本編の続編でお願いします。
総集編?でしたが、メテオラさんちょっと自由すぎじゃないですかね?
データの改変に他キャラへの風評被害だけでなく、歌まで歌い出すとか・・・
これで次回から改変されたメテオラさんがしれっと出てきたら色々と耐えられないです・・・
リタさんただのゾンビでしたっけ?
ネクロマンサーじゃなかった?
アフロの為にあそこに残る団長も大概ですが、その二人の為にまたメリー・ポピンズするリタさんが頼もしいですね。
モンスターハンターストーリーズ RIDE ON
試練の中で自分が強ければ皆を助けられたのにという考えから、自分が弱いから皆と助け合わなければいけないんだと絆の力の意味に気づく主人公は良かったですね。
あんなん見せられたらもう号泣するしかないわ・・・
このスタッフはホントに話を積み上げていくのが上手いですね。
ヒロインの声は能登かと思ったけどちょっと違和感あったので能登三号の上田麗奈かと思ったら二号の方だった罠・・・
ギャンブル系は下手すると駆け引きするのは初めのうちだけで、最終的に主人公がただ運のいい人になりがちなのがアレなんですよね。
とりあえず様子見
ひなろじ
これ楽園ロジックのアニメ二作目なんですね?
えらく雰囲気が変わってますが、バトスピみたいに前作とつながりが無い訳でなく、前作で世界が平和になった後のお話ということでいいのでしょうか?
前作はけっこう面白かったので、とりあえず様子見
活撃/刀剣乱舞
ああ、例のゲームのアニメ化二作目ですね。
ゲームをプレイしてないのでよくわからないのですが、プレイヤーキャラっぽい人はプレイヤーキャラなのでしょうか?
あんなふうにプレイヤーを出してくれれば、ゲームキャラのイメージが多少変わってても他のプレイヤーのイメージということで納得出来るのがいいですね。
とりあえず様子見
戦姫絶唱シンフォギアAXZ
このシリーズも結構続きますね。
でも私の感性ではあの戦闘シーンが受け入れられないのでパス。
トマトinナスout
今日の関西は雨こそ降らなかったものの風が強いくせに蒸し暑く、つや消しクリアを吹いたら白かぶりする始末・・・
ベランダ菜園の野菜たちも心なしか元気がなさそうな雰囲気でした。
そんな中、去年と同じくナスにハダニが大量発生して、もう処置するのも面倒になったのでナスを引っこ抜くことにしました。
二年連続ということはもう運が悪いとかじゃなく、我が家のベランダではナスの栽培に向いていないということでしょうから・・・
それで空いた水耕栽培のポッドをどうするかですが、こんなこともあろうかと用意していたプチトマトの苗をIN。
例年なら夏の終わりとともにプチトマトも収穫出来なくなるのですが、これで収穫時期が二ヶ月ずれて収穫できる予定・・・
シール地獄(2017年42個目)
さて久々のスターウォーズのメカコレですが・・・
正直これは無塗装には厳しいですね。
お値段的にもサイズ的にも成型色がグレー一色なのは仕方ありませんが、デザイン的にシールとの相性が悪すぎて話になりません。
シールが大きすぎてせっかくの精密なモールドが隠れてしまいますし、表面に凹凸が多すぎてシールが定着しづらいのです。
凹凸の角度がほぼ直角ばかりですからね、いくら曲面に馴染みやすいシールを使っているとはいっても流石に無理があります。
シールを細かく切り取って面ごとに貼り付けていくくらいの覚悟がなければ、満足のいく出来にはならないでしょう。
それでもモールドが隠れてしまう件には対処できないのですが・・・
これは流石に塗装した方がいいんでしょうね。
でもその時はマスキング地獄が待ち構えている訳ですが・・・
もう原作無視して成型色に墨入れだけして飾っとくのが一番いいかもしれない・・・
次はようやくAウィングのようなので、BウィングやUウィングも頼みます。
桜玉吉著「日々我人間」を読んで
kindleの日替わりセールでお安くなっていたので買ってしまったのですよ。
私が桜玉吉さんに出会ったのはアフタヌーンで連載していた時でした。
現実と妄想が入り交じったエッセイ風の連載で、ゲームの宣伝マンがのはずなのにゲームの話がほとんど出ないという自由なお話だったのです。
この本は日記漫画で、五十代の作者のだらだらとした日常を肩肘張らずに書いているように見える漫画です。
前半は東京の漫画喫茶に入り浸っていて、後半は伊豆の片田舎の古い家に引っ越したお話。
毎回毎回ホントにくだらない話で、こんな風に自堕落に過ごすのもいいかなと、なんだか不思議に楽な感じになれる感じ。
このユルイ生き方というか芸風はホントいいですね。
私には田舎暮らしは無理ですが、漫画喫茶生活はちょっと憧れてしまいます。
ただこれを素でしているかというと、後書きでさらっと漫画喫茶生活での苦労を吐露していたりして、やっぱり楽園なんかこの世にないんや・・・
好き勝手やってるようにみえて、余計なものを切り捨てて世間から求められているものをお出しするプロ作家の意地を感じさせてくれる一冊です。