kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

入力すること

今週のお題「書くこと」

 

書くことと言われても、ずいぶん漠然としたお題ですね。


私も結構頻繁にブログを書いていたりしますが・・・より正確にいうとキーボードで入力している訳で、書いてる訳じゃないんですけどね。
じゃあその入力について語ってみますか。

 

実は私、書道もたしなんでいたりはするのですが、紙に字を書くのはあまり得意ではありません。感情が高ぶると筆圧が高くなって腕が疲れるタイプなのです。
だから機械で入力という方法へ流れた訳ですが、一番初めに使っていたのはシャープのワープロの書院です。今の若い人にはワープロと言っても通じないかもしれないですね。ワードプロセッサーの略です。


その昔、間違ってフードプロセッサーに新聞を突っ込んだ人が、細かく刻まれて舞い上がった紙片を見て、一字ずつ書いた紙を組み合わせることで文章を作ることが出来ると閃いてワードプロセッサーを作った訳ではありません。
今ならワープロソフトしか使えない単機能パソコンだとでも思っていただければいいでしょう。何故パソコンを買わなかったかというと、お高かったからです。二十年程前のことではありますが、当時はプリンターやソフトも含めたパソコン一式を揃えると百万円くらいになりました。
それがワープロだと、感熱式プリンタと自動紙送り機能付きフィーダーをセットにしても二十万円くらいで買えました。1/144のガンブラは三百円でした。


書院というのはシャープが当時出していたワープロのブランド名ですが、何故それを買ったのかというと今では当たり前になっている予測変換機能があったからです。今でこそエセ科学に乗っかって不要な機能を付けて値段を吊り上げる悪徳企業の筆頭ですが、当時のシャープは目の付けどころがシャープな企業だったんです。

 

しかしワープロの栄光の時代は長く続きませんでした。PC/AT互換機用の普及に伴ってパソコンの値段がぐいぐい下がったからです。Windows95が出た頃には、ワープロの滅亡も目前でした。ワープロを売り出していた各社もパソコン販売に力を入れるようになり、一部は自社のワープロのノウハウを生かしてパソコン用のワープロソフトを販売しました。


私もシャープの出したPower書院のユーザーになりました。
それまで書院で作成した文書を記録したフロッピーがそのまま使えることと、やはり予測変換が使えるというのが私にとって大きなアドバンテージでした。しかしOSがどんどんバージョンUPしていき、Windows搭載のIMEが使い物になるレベルになったおかげで、各社のワープロソフトも淘汰されていきました。今じゃATOKくらいしか生き残っていないですね。

 

個人的に淘汰されて嬉しいのが富士通のOASYS・・・って今調べたらまだ生き残ってやがる!
罫線が文字扱いされるというちょっと特徴的なワープロでしたが、何が嫌かって富士通の仕事をすると提出書類をOASYSでやらされてたんですよ。罫線も文字扱いなので、改行すれば当然罫線も一緒に改行されるというクソ仕様でビジネス書類を作らされるストレスときたら・・・
もう長いこと富士通の仕事なんかしてませんが、今でも提出書類はOASYSだったりするんでしょうか。

 

最近はパソコンに変わってタブレットが普及してきて、私も何台かもってますが、私の場合はまだ入力はパソコンって感じですね。今のデジタル関係では、まだまだパソコン用のキーボードでの入力が一番効率いいです。タブレット用のキーボードもありますが、タブレットにわざわざキーボードつけるなら安いノートパソコン買った方がいいですし・・・

 

将来的には音声入力が当たり前になったりするのでしょうか?
仕事場でブツブツ言ってるのはアレな感じなので、やっぱり今後もキーデバイスがメインな気はしますが、もし音声入力がメインになったりしたら、それでも書くって表現になるのでしょうか。

せめて議事録くらいは、音声入力された生データを、ガイダンスに従って編集するだけで完成みたいな感じになってほしいですね。