「ガラスの花と壊す世界」を見てきました
「ガラスの花と壊す世界」を見てきたんですよ。
レイトショーだったんですが、開場数分後に入ったら自分一人でびっくり。
そのあとぽつぽつ人が来て、全部で10人位だったんですが見事なほどのおっさん率というか、全員おっさんでした・・・
内容は、まあ一時間程度の映画なのでどちらかというとイメージ中心。
断片的にストーリーが挿入されますが、そういう設定のミュージックビデオ程度に思っておいた方がいいでしょう。キャラを見て興味があれば見に行って損はないと思います。
その結果おっさんばかり集まったのだな・・・
おっさん的な感想を書かせてもらいますと、ウィンダリアというかその挿入歌の「美しい星」的なイメージでした。
弱い者達が夕暮れさらに弱いものを叩いていた昭和末期という煉獄の時代、心あるものならこんな世界は滅びるというよりむしろ滅びなければならないと思っていた時代の残滓を感じ取れる物語でした。実際、バブルの崩壊によってあの世界は滅び、その後20年以上をかけて今の住みやすくなった日本を作り上げた訳ですが、そんな世界でもまだ滅びを夢見る人達は生き残っているということなのでしようか。
まああの頃日本を壊しまくっていた世代は今も健在で、自分達のちょっとした贅沢を楽しむ為に子供の為の金を食いつぶしたりしている訳ですから、あの時代から絶望を抱え込んでいる人達もそりゃいるんでしょうね・・・
この映画が感じるものがあった人は「美しい星」も聞いてみればいいと思います。