kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

「夜明けを告げるルーのうた」を見てきました

「夜明けを告げるルーのうた」を見てきたんですよ。

 

結論から言うと、見てて凄く楽しかったです。

ただ面白いかと言われると、ちょっと違うのですね・・・

 

なんと言いますか、アニメでしか表現できないことをアニメで表現したという感じで、見ているだけで楽しくなるようなシーンがあちこちに散りばめられているのです。

色とりどりのゼリービーンズが詰まったガラス瓶みたいな感じですね。

ただそれを食べて美味しいかというと、また別の話でして・・・

 

トーリー自体はよくあるボーイミーツガールの典型なんですよ。

ええ、そこは「君の名は。」と同じです。

方向性は違うけれど、表現の美しさというか深さに関しては「君の名は。」にも匹敵すると思います。

ただストーリーの方がですね・・・

 

ひるね姫」ほどではないのですが、主人公の少年のストーリーへの絡み方が弱いんですよ。

特に中盤、ほとんど脱落してましたからね。

君の名は。」的に言うと、瀧くんが中盤で三葉のことを飛騨へ探しに行かないで、奥寺先輩と司だけで飛騨に行って口噛み酒を持って帰ってきて、そこからラストに繋がっちゃったみたいな、瀧くんなにしてるの的な展開なんです。

おかげで終盤ちょっとご都合主義的な展開が多いのもなんだかしらけるんですよね・・・

主人公がもっと自分からぐいぐい行動するタイプなら、「君の名は。」と並び立つくらいのポテンシャルがあったのにと思うと、いろいろと惜しい作品でした。

 

お値段分の価値は十分あると思いますので、時間を持て余してる人にはお薦めですよ。

ポニョ? ええ、まあそれはね・・・ええ・・・