kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

「夜は短し歩けよ乙女」を見てきました

夜は短し歩けよ乙女」を見てきたんですよ。

 

映画館は半数以上が若い女性で、いったい何が起こったのでしょうか・・・

私の記憶が確かなら、これはモテナイ男というか・・・もてようと努力しなかった男にとって都合の良いストーカー的妄想ストーリーのはずなのですが・・・

 

大筋は原作通りですが細かいところはかなりアレンジされていて、四畳半神話体系のアニメ版から毒を抜いてかなりポップにした感じです。

アニメでしか出来ない演出が満載ですが、最近流行りのアニメとはぜんぜん違う感じなので、四畳半神話体系が合わなかった人は止めた方が良いでしょう。

逆にアレが好きだったなら、絶対に見に行った方が良いです。

 

私は特に学園祭のアレンジが気に入りました。

ゲリラ演劇の偏屈王を、人類史上最も無意味な文化であるミュージカル仕立てにすることで、本人達にとっては重要ながら周りの人達にとってはどうでもいい恋愛という状態を滑稽に演出する手腕は見事なものであります。

風邪のせいで状況に流される阿良々木君もいい味出してましたしね。

 

癖のある映画で万人向けではありませんが、ご都合主義を笑い飛ばせる豪快さがあるならば見に行って損のない映画だと思います。