kindle沼日記

電子書籍のことを中心にまったりとやっていきます

電子書籍

森博嗣著「すべてがFになる」を読んで

kindleのポイント還元セールの時に購入したものを読了。 推理小説は悪趣味なジャンルだと思っているので私はあまり読まないのですが、アニメになるという噂を聞いたので読んでみることにしました。 推理小説も短編ならまだ謎解きをメインとしていられますが…

伊藤計劃×円城塔「屍者の帝国」を読んで

こりゃ感想を書くのが難しい本ですね。 ストーリー自体は凄く面白いし、映画になる予定もあるようなので、興味のある方はこの本を読むよりそちらを待った方がいいと私は思います。 これは短編集の方でプロローグを読んだ時に、無茶苦茶面白くなるだろうと確…

伊藤計劃「The Indifference Engine」を読んで

伊藤計劃さんの短編集ですが、例によってkindleのポイント還元セールでゲットしたのですが、ちょいと私には合わなかったです。 合わなかったというか、二次創作的なお話が多いので、元ネタ知ってないとよく分からないです。伊藤計劃さんの文体が好きというな…

米澤穂信著「満願」を読んで

kindleのポイント還元セールで購入したのですが、正直これは失敗でした。 面白いか面白くないかで言えば面白かったし、非常によく出来た推理小説の短編集なんですよ。その昔誰かが、よく出来た短編小説を辻斬りに例えていましたが、この本はまさにそれ。油断…

「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議」を読んで

外国人から見た日本というテーマ、いろいろ再発見が多いので私は好きなのです。ほら、習慣化してる行動って当たり前になり過ぎてなかなか客観的に見れないじゃないですか。そーゆーとこに気づかせてくれるのがよい訳です。 ただ最近は日本はこんなに凄いみた…

大量購入

今週のお題「私がアツくなる瞬間」 私は基本的に論理の人だから、あまりアツくなることはありません。 怒りに我を忘れたり、喜びで細かい事が気にならなくなることなんて1年のうちに365回くらいしかないですよ? そんな私ですが、いやはやアツくなりました…

最近のライトノベル

今週のお題「最近おもしろかった本」 本は毎日読んでいるものの、残念ながら最近それほど心を動かされることがない・・・ これは歳のせいで心が摩耗して面白いと感じる能力が無くなったのかと心配になるものの、他のものではいろいろ楽しめるので、恐らく面…

いろいろ感想

毎日本を読んではいるものの、最近はどかんと感想書きたいと思う程のものはないのでまとめていきます。 はたらく魔王さま 12巻 つじつま合わせに終始した挙句、情報を小出しにする引き延ばし状態に突入。 待てば海路の日和ありとはいいますが、あれは人事を…

「ハーモニー」を読んで

カドカワのセールで買った本をようやく読みつくしたので、カドカワ以外の本を物色。伊藤計劃の三冊目の長編です。 「虐殺器官」の時も書いた気がしますが、やっぱり作者の生き様がドラマチックなもので、読んでてもどうしてもそっちの印象に引っ張られやすい…

「下ネタという概念が存在しない退屈な世界8」を読んで

あとがき読んだらこれをアニメ化する話が進んでいるようで・・・ 1ページに放送禁止用語が平均3つ入っている話のアニメ化とか、ガガガ文庫は馬鹿なの?ソフィアの声優さんは能登さんでお願いします。 さて様々な政治的問題提起を続けてきたこのシリーズで…

「遠野物語 remix」を読んで

これも前回のカドカワセールで購入したのですが、柳田國男さんの「遠野物語」を京極夏彦さんがリメイクした作品です。リメイクとは言っても分かりやすく最近の言葉づかいで書き直して、話の並び順を変えたくらいなので、「京極夏彦が柳田國男にとりついた憑…

「八犬傳」を読んで

貧乏性が祟って前回のカドカワセールで十冊程度の本を購入したのですが、買って良かったと思えたのは山田風太郎さんの「八犬傳」だけでした・・・ 南総里見八犬伝は中学の頃に古典全集みたいなシリーズで読んでいて、当時は一日に一冊は文庫を読んでいた私が…

京極夏彦怪談シリーズ

前回のカドカワセールの時に購入した京極夏彦さんの本なのですが、ようやく読み終わったのでまたセール中だしせっかくなので感想など・・・ 「嗤う伊右衛門」 「覘き小平次」 「数えずの井戸」 これらは古典の怪談をリメイクしたということなのですが、私は…

またまたカドカワセール

またまたkindleでカドカワがセールしてますね。 もうこれで何度目だ・・・ 正直、前回買った分がまだ残っているし、欲しい本はあらかた買ってしまったのであまりありがたみはないのですが、貧乏性なので何かないかと探してしまう・・・ しかしこう何度もセー…

「この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- 」を読んで

「この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- 」を読んだのです。 さてファミ通文庫のビンゴさんの新シリーズの二巻目なんですが、これは困りましたぞ・・・ 私は基本的に恋愛メインのお話を好まないのですが、ビンゴさんは主人公の動向を丁寧に描写されるのでする…

Kindle Voyage購入

実は自分用のクリスマスプレゼントとしてKindle Voyageを購入してたのですよ。 そんな訳で、しばらく使ってみた感想など・・・ キャンペーン情報の有無と3Gの有無で値段が違いますが、購入したのはキャンペーン情報ありで3G対応版。paperwhiteとEペーパー端…

「人類は衰退しました 平常運転」を読んで

ようやくkindleに来た 「人類は衰退しました 平常運転」を読みました。 シリーズの続刊というか、事実上の最終巻ですね。 いろいろなメディアへ展開する為の原作ではなく、メディア展開したときにあちこちに寄稿した短編の寄せ集め+書き下ろしの構成になっ…

「この恋と、その未来。 一年目 春 」を読んで

kindleストア見てたら森橋ビンゴさんの新刊の発売予定を見つけたと思ったら、シリーズの二巻目。電子書籍はいつでも買えるのはいいんですが、いつ発売されたかいまいちよく分らないのが困りますね。お気に入りの作家をストアに登録したら、その作家が新刊出…

「メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット」を読んで

昨日の池上さんの解説塾はと言うと戦争問題というか兵器問題だった訳ですが、アメリカの莫大な軍事費を見ると戦争経済という言葉が浮かんでしまいますね。あれだけのお金をかけられるのは、それだけの儲けをアメリカという国が得ている訳で、実際儲け以上の…

「掟上今日子の備忘録」を読んで

ある日kindleストアを「西尾維新」で検索したところ、一冊の小説が検索されたのです。 いつのまにか西尾維新さんの小説が存在しない世界に紛れ込んでいた私ですが、ようやくこの世界でも西尾維新さんの小説が読めるようになったのは喜ばしいところ。kindle愛…

「巷説百物語シリーズ」を読んで

前のKADAKAWAのセールの時に、お安くなっていたシリーズをまとめ買いしたのですよ。 私は京極さんの本は嫌いでもないけれどそれほど好きでもない程度で、特に通勤時が読書のメインなので分厚すぎる本というのは電子書籍でもなければ買うのが躊躇われていたの…

「続・終物語」を読んで

発売から少し経つ訳ですが、「続・終物語」をようやく読了。 いや、読み終わるまでにいろいろとあった訳ですよ、いろいろと。西尾維新さんの物語シリーズがついに完結したという話を聞いて、こりゃいかん早く読まなければとあわててkindleストアを検索したの…

「ディーふらぐ!」 9巻を読んで

ディーふらぐ! の9巻がkindleに来てたので買って読んだのですよ。 正確には9巻を読んで、1巻から読み直して、さらにアニメを全話見直しました。やっぱりいいですね、この漫画。 私は積み重ねていく物語が好きなんですよ。ある出来事がきっかけで何かが起…

「あかねこの悪魔」電子書籍版

kindleのカドカワ祭りがまだ続いているので、三連休も続いていることを期待して「あかねこの悪魔」をお勧めしときます。 「あかねこの悪魔」は竹本泉さんの漫画ですが、内容はというと ・昔読んだ本を読み返して前と何か違う気がするのは紙魚という変な生き…

「下ネタという概念が存在しない退屈な世界7」を読んで

もう七巻とは、早いものですね。 さていろいろな世代の事情や立場の違いから発生する問題を赤裸々に書いてきたこのシリーズですが、今回は各集団でのセクト間抗争という感じですね。 まず推進派では、・高潔な世界を実現する為だけに生きる理想家・その理想…

創元推理文庫はシリーズ物のタイトルを何故つけないのか

ちょいと前にkindleでお安かったのとお勧めされたのでシリーズ全巻購入して読んでみたのですが・・・ これは高校を舞台とした学校の怪談の推理小説版です。私はもともと推理小説にあまり興味はないのですが、この「理由あって冬に出る」とその続編の「昨日ま…

竹本泉作品アニメ化計画

実は昨日、竹本泉さんの「さくらの境」の四巻が存在していることに気付いて慌てて購入したのです。てっきり三巻で終わったものかと思ってました・・・気付いてすぐ購入して読み出せるなんてホントいい時代になったものですね。 で、さっそく読んでみたのです…

お得な電子版

気が付くと竹本泉さんの本がいっぱいkindleに来てました! あのゆるいくせに妙に細かい設定がいっぱいある世界観が好きなんですよ。竹本さんの本は一般書店ではなかなか手に入らないことが多いので、電子書籍化は大歓迎。 大半は自炊してPDFにしてるのですが…

Kindle Voyage 発表

Kindle Voyage が発表されましたね。 Voyage って、オヤジって読むんですよね。「人類は衰退しました」を読んでいるのでわかります。kindle paperwhite より解像度が高いので、漫画を読むのにも適してるかも・・・小説を読んでいる分にはkindle paperwhite …

「折れた竜骨」を読んで

作者の米澤穂信と言えば、性格の悪い高校生を描いた小市民シリーズが有名で続きはいつ出るんですかと思わずにはいられない訳ですが、今回はkindleでお安くなっていたコレを読んでみました。 いや、とても面白かったですよコレ。ジャンルは推理小説になってま…